シナリオ・センターの冨金原です!
2025年もあけましたね!本年もどうぞよろしくお願いいたします!
『アカミデミアンナイト』として、夜のひとときを自分磨きに使っていただきたいと様々な企画を行っている新宿区立下落合図書館。
昨年末12/6にシナリオライター超入門講座を開催してまいりました。
下落合図書館のスタッフのみなさま、いつもありがとうございます!
担当は超入門講座では、もうおなじみの『前田』講師。
今回は前田講師が当日の模様をリポートいたします。
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・サービス名:シナリオライター超入門講座『会ってみたくなる魅力的な主人公を描く技術』
・目的:初心者向けシナリオの書き方と魅力的なキャラクターの作り方
・対象:特になし
・時間:約90分
※出前授業の詳細
https://www.scenario.co.jp/online/23609/
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▼前回の模様はこちらから。
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【その他、過去の図書館イベント】
・本と人をつなげる図書館、人と人をつなげるシナリオ
・シナリオライター超入門講座2の書き方、楽しみ方編
・シナリオライター超入門講座「不都合な第三者~物語をボリュームアップする脇役の魅力」
・「セルフプロデュース講座 シナリオの技術で描く‘わたしの2019’」IN角筈図書館
・セルフプロデュース講座「シナリオの技術で描くわたしの‘2020‘」
・ビジネス支援講座「事業計画前夜~シナリオの技術でビジネスプランを磨き上げよう~」
・しぐさひとつで人間関係を描く技術編下落合超入門講座
あなたもシナリオに触れてみませんか?
高田馬場駅前の喧騒を抜けて10分位歩くと下落合図書館が見えてきます。
3階建てのお洒落な建物です。
実は私、仕事柄もあって図書館が大好きです。出張であっちこっちへ行くと図書館を訪れます。本棚に収まっている図書たちの風景がとてもいい。
背表紙を見ているとワクワクします。本に触れている人たちが風景に溶け込んでいます。
そんな素敵な図書館で毎年12月になると「シナリオライター超入門講座」を開催しています。
「あなたもシナリオに触れてみませんか」といったテンションで初心者の方でもお越しいただけるように。
そして受講後は「なんだかシナリオを描くのって面白そう」って思ってほしい、そんな想いをこめています。
この講座を担当して3年目になります。
3年前の課題は「しぐさ一つで人間関係を描く」、
昨年は「セリフは嘘付き」、そして今回は「出会ってみたくなるキャラクターを創ろう」です。
おかげさまで今回も満員御礼。
20代~70代の方まで幅広い方々にご参加いただきました。
もしも桃太郎が「へそまがりすぎたり、気弱すぎる性格」だったら
初めて顔を合わす参加者たち、やっぱり緊張していたり様子見だったり。
まずはアイスブレークです。隣に座った人たち同志で「私の好きな映画、ドラマ」を紹介しあいます。好きな映画を話すときってみんな楽しそう。
少し場があたたまったら、いよいよキャラクター創りに入っていきます。
今回のテキストは
『大人になっても「書くこと」を好きでいたい君へ シナリオ・センターが伝える 14歳からの創作ノート(KADOKAWA)』
です。
~桃太郎の性格がもしも「へそまがりすぎたら」「気弱すぎたら」、そんな桃太郎が鬼退治に行かされる、
さて桃太郎のリアクションとセリフは~
皆さんに「へそまがりすぎる桃太郎」や「気弱すぎる桃太郎」になってもらってアクションしてセリフを言ってもらいました。
いやあ、面白い。桃太郎の話が全然、別物になっていきそう。参加者の表情も笑顔に変わってきています。
「のっぺらぼう」にキャラクターの色を着けていこう
参加者の前に「のっぺらぼう」の絵が書いてある紙が置かれています。
会ってみたくなるキャラクターって、例えば「ドクターX」の大門未知子のように「私失敗しないので」という『憧れ性』と、
手術以外はダメダメの『共通性』がありますね。二面性を考えながら「のっぺらぼう」を会ってみたくなる人にしていきます。
会ってみたくなる刑事や弁護士や医者などの職業でもいいし、会ってみたくなる、おじいちゃんやおばあちゃんや子供などを想定して色を着けていきます。何歳くらい? 伸長や体重は? 風貌は? 特徴のある仕草は?憧れ性と共通性の性格は? 悩みながら、でも楽しそうに「のっぺらぼう」が彩色されていきます。人物が動きだしそうですよね。
※憧れ性と共通性って?
参考:『主人公の気持ちをしれっと伝える描写の技術』@新宿区立下落合図書館
ミニワークショップ体験で盛り上がろう
個人ワークの後は「こんな会ってみたくなるキャラクターを創ってみました」ってグループで発表をしあいます。意見や感想も言ってあげます。4人1組のグループから笑い声や「いいねー」って声が掛かります。すっかり緊張も解けて様子見から「シナリオ創り」をする人になっていっています。
主人公の性格が出来たら、次はリトマスとアクションです。
「もし困難な指令を受けたら」「もし道に人が倒れていたら」などの「リトマス」を設定して創り上げたキャラクターならどんなリアクションをするかを個人ワークして、またグループで発表しあいます。「おー」さっきよりも更に盛り上がってきたね。熱心に発表しあっています。いいなあこういう光景。思わずニッコリ、ホッコリしますね。
アカデミアンナイトは更けていく
キャラクターが出来てリトマスに向かってアクションしたら、
後はシナリオの形で描いていきます。皆さんが描くシーンが出来上がっていきます。
なんだかワクワク。
そして「アカデミアンナイト」が更けていって終了になりました。
「シナリオを書いてみたくなりましたか」ってお聞きしたらそれぞれリアクションしてくれました。私にとっても下落合図書館での素敵なシーンが描けた夜になりました。
「シナリオに触れてみたい人、この指止まれ!!」そんな活動をもっとやっていきたいなあて思った夜になりました。
今夜のシーンでの登場人物の皆さん、ありがとうございました。
アンケートご協力ありがとうございました。
今回もご参加いただいたみなさんからのご感想を頂戴しました!
・シナリオと小説の対比が分かりやすく、シナリオの特徴を知れて新鮮で面白かった。
・シナリオのハードルが下がった。
・今回もハードでしたが色々と短い時間でアイディアを発想する又いろんな方と話を交換するのが楽しかった。
・日ごろ考えない事を考えるのはおもしろかった。
・キャラと、リトマスという視点が学べた
・聞いて教わるだけでなく、実際に書いてみて、それをグループを作って発表し合うのが、楽しかった
・ワークショップ、ゼミをする時間がありあっという間に終わってしまった感じでした
・物語の構成 主人公の描き方が少し理解できました。
・シナリオの作成手順がわかりました
・普段やった事のない作業なので新鮮だった
ご参加いただいたみなさま、また下落合図書館のスタッフのみなさま今回もありがとうございました。
図書館のイベントは、定期的にやっております。
「わたしたちの図書館でもやってみたい」という方がいらしたら、
お気軽にお問合せください。
それではまた!
冨金原