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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

年齢とは

2014年テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞授賞式(2020年橋田賞は授賞式がコロナのためにありませんでしたので)

自衛?

シナリオ・センター代表の小林です。明日も日本中が暑いとか。マスクをして、外を歩いていると本当に息苦しいです。
先日、ハッカ油のスプレーをみつけて、マスクにかけたところ、鼻も口もスース―してとても気持ちがよい。「お~、これだ!夏対策!」と嬉しくなって思いっきりかけたら、目に沁みて涙は出るわ、咳は出るわ、鼻水は垂れるわ、「過ぎたるは、なお及ばざるごとし」とはよく言ったもんだと。なんでもたっぷり好きの私も、なんでもいいわけではないことを身をもって知りました。(笑)
アロマとか清涼スプレー等を試しましたが、北見のハッカ油スプレー、気持ちいいです。お試し下さい。

7月再開に向けて教室の椅子や机の配置を、2カ月にわたって、あれこれも動かしてはずーっと悩んでいます。もう決めないといけないと思いながら、誰かがこうしたらというと、ああでもないこうでもないと机といすを動かして・・・。
どんなにやっても怖いと思われる方もいらっしゃるでしょうから、別建てでzoomゼミも考えていますが、どのようにすれば安全に楽しく授業を受けていただけるかです。
他人が発表していたり、感想をおっしゃったりするたびに、飛沫は大丈夫かしらとドキドキしているのは嫌ですものね。
ま、教室内はマスク着用厳守にしようと思っています。
昨夜、ハルと夜中の散歩をしていたら、急に近づいてくるおじさんが、マスクもせずに近づいてきて道を聞かれ、スマホの地図を見せたくてどんどん私の顔の方に迫ってくるんです。思わず飛び離れて、「なんていうところへ行きたいんですか?」
近くのホテルだったので、手振り身振り大きくして何気に離れつつ教えました。
なんでもないかもしれませんが、なんかちょっと嫌ですよね。私も気をつけなくてはと思いました。
コロナ禍は当分続くでしょうから、ここは自衛です。(笑)?(涙)?

その年だからの視点

先日、ご報告した「創作ラジオドラマ大賞」、大賞の田窪泉さんの「とどけ、風の如く」が、6月27日、FMシアター(午後10時~10時50分)で放送となります。
佳作の水城孝敬さんの「ほぞ」、水上春さんの「ひかりの子たち」も放送される予定で、現在直しに入っていらっしゃるそうです。
ラジオドラマは音の世界ですから、創造の世界は広く、大きいのですが、難しいのが、例えば主役と同じ年頃の女性が5~6人出てくること。声だけで見分けをつけなくてはいけないので、誰がしゃべっているのかわからなくなってしまいます。
ラジオドラマを創る時は、人物配置も気をつけるといいですね。
田窪さんのラジオドラマになった姿を、楽しく聴きながら、音の世界の醍醐味を味わってください。

橋田賞新人脚本賞に、作家集団の小泉理恵子さんが佳作を受賞されました。(優秀賞なし)
おめでとうございます!!
タイトルは「カブト虫」
老夫婦と5歳の孫との短い同居生活を描いたものです。
小泉さんは、2014年「第14回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」優秀賞を受賞し、その時61歳。脚本コンクール史上最高齢受賞として話題となりました。
今回の「橋田賞新人脚本賞」それから6年、67歳での受賞です。
おめでとうございます。記録をご自分で更新されたのですね。
小泉さんは、私たちの希望の星です。2回も輝いてくれて本当におめでとう。そして、ありがとうございます。まだまだ輝いてみせてください。
小泉さんの受賞の言葉が素晴らしい。
「やりたいことが見つかったときが適齢期。人生に遅いはない。
これは娘2人が独立した後からシナリオの勉強を始めた私の実感です。(略)
今回の受賞を嬉しく思うと同時に、67歳での受賞が、作品を共感してくださる方はもちろんのこと、同年代の方や頑張っている方を勇気づけたり、なにかを始めようとする方の背中を押すことになったらこんな幸いなことはありません。」とエールを送ってくださいました。

また、作品について、「50代の頃なら『何を今さら』と思ったのでしょうが、今の年齢だから「孫に会いたい」という気持ちがわかって、今の年齢なりの視点で祖父母と孫の話を書いてみようと思った」(要約)とおっしゃっていて、大事なことはそこなのだと思いました。
年齢なりの視点があって、すべてが今この年齢の視点だからこそのものが描けるはず。
若い人は若い人なりの視点で、ベテランの方はベテランの視点で、作品を創れるということです。
小泉さん、たくさん大事なことを教えて下さってありがとうございます。

小泉さんがセンターで頑張ってくださっているのも自慢ですが、もうひとつちょっと自慢。
「橋田賞新人脚本賞」の最終選考に残ったのは、小泉さん始め8名の方。そのうちの6名がセンター生なのです。本当に嬉しい。
みんなの頑張りは、私の励みです。シナリオ・センターが倒れないように、頑張ります。みなさん、本当にありがとう!!元気もらいました。

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