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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

十人十色

白い結婚黒い結婚(講談社文庫)

シナリオ・センター代表の小林です。アラララ、アラートって感じで東京アラートを解除した途端に、昨日今日と連日50名弱の感染者が出ています。この数日、世の中的にウイルスへの脅威は何気にゆるくなっており、人の動きも活発になってきました。
どこもそうでしょうが、このままでは危ない状態の会社も増えてきていますし、また2ヶ月の自粛生活も精神的にも限界となっているでしょうし・・・。
何が一番って、国は助けてくれないので、自分でやるしかない。お店にしても会社にしても、再開することが怖くないわけではない、背に腹は代えられない想いでの動きです。
先週、冗談で、「自粛の上に自衛をしなければならなそうです」と書いたところ、東京都知事から自衛せよとのお達しがありました。
いやはや、肝が冷えました。だって、自衛って自分で守ることですよ。行政などあてにするなってことを行政の長にいわれちゃったら、どうすればいいのでしょう。冗談で終わらせて下さ~い!
国は国で、コロナ禍はまだまだ続いているのに国会の会期延長もしないでどうするおつもりなのか、全くわからないことが多い混迷の日々です。
政治のことは一般の人は批判してはいけないという風潮がありますが、私もそうですが、最近色々おっしゃっている方々は、政治に口を出したいわけではなく、???があまりに多すぎて、「おしくない?」って思っているからでしょう。
新井一が、シナリオ・センターを創設した意味は、戦前になにも言えなかった日本人が、二度と過ちを犯さないために自分の頭で考え、心で想い、自分の口で伝える方法を身につけてほしいと思ったからです。
おかしいことはおかしいと、声を出すことは人として大事なことだと思います。

 

白い結婚黒い結婚

様々な意見があります。当たり前です。人はみな違うのですから、誰一人同じ人はいないのですから。
同じものを見ても、想いも考えも見え方も感じ方もそれぞれが違うのが当たり前。
まさに結婚生活って人それぞれですね。結婚への想いも人それぞれだと思います。

「白い結婚 黒い結婚」(講談社文庫刊)
結婚すれば幸せになると思っていた。ゴールだと信じて飛び込んだ結婚。そこからスタートするものは?
7人の作家が、幸不幸表裏一体なのになぜ人は結婚するのか?に迫る短編小説集です。
この中の「白い結婚」…幸せの方に、出身小説家の森美樹さんが「ダーリンは女装家」を執筆されています。

タイトル通り、ダーリンになる人は女装家なのです。
主人公の真歩は、15歳の時、東京への電車は1時間に2本、片道1時間半、終電22時の埼玉の片田舎からインディーズのバンドの青人に惹かれて、東京のライブハウスに通っていたのだが、ある日帰れなくなり、酔っ払いに絡まれて困っていたところを青人に助けられる。青人は真歩に1000円札一枚を握らせて、帰るように促す。
それから25年経って、解散25周年記念ライブが行われ、青人と再会する。そこには女装した青人が、だが、真歩はすぐにわかり、それから同棲を始める。
そして、真歩の家族に結婚を申し込むのだが、母親と兄は、女装家の青人をみて・・・。

「人は見た目が9割」という竹内一郎さんのお書きになったベストセラーがありました。
女装をどうとらえるかどうかは、ジェンダー問題とはまた違った視点でもありますが、人間の奥深い性を描いた、森美樹さんらしい切り口の素敵な小品です。
7つの物語は、森美樹さんのほかに、窪美澄さん、瀧羽麻子さん、深沢潮さん、木原音瀬さん、成田名璃子さん、中島京子さんが執筆されています。

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