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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

オリジナル

台本

健康保険証

シナリオ・センター代表の小林です。先週風邪をひいて、わずか3日という結構なスピードで治ったので、まだ若い、免疫力最強と威張っていたら、また引いてしまいました。
なんだろう、熱も出ないのも咳と鼻水がひどいのも同じ症状、同じ風邪なのか違う風邪なのかわかりませんが、ともかく鼻水にまみれた汚い私です。
今ものすごく流行っているらしく咳止めが品薄になっているとか、コロナもまた増えているようで、大丈夫かなと思います。
なににしても早めの対処が肝心ですから、皆様もおかしいなと思ったら、侮らずにお医者様に診てもらってくださいね。

健康保険証といえば、マイナンバーカードの保険証問題を含め、色々なところで混乱が出ています。
私はマイナカードは登録していませんが、大体、すべてにおいてお金や物で釣る登録などがまともなわけがないと思っています。
まして国がお金で国民を釣るなどおかしいと思いませんか。釣れない人にはペナルティもあるんです。
まず急ぎ仕事にろくなことは起きません。何故急ぐ必要があるのでしょう。
きちっとシステムを構築して、検証してからでも遅くはありません。
必要で大事だと思えるシステムであれば、お金で釣らなくても登録します。
カードの普及や機能拡大を最優先し、不都合なことは目をつぶってしまい、入力した個人や自治体、健康保険組合のミスを強調するかのようなデジタル庁の説明。
この国は、個人情報を扱う自覚と責任感というものを持っていないのではないでしょうか。
問題点を洗い出し、マイナンバーのシステムと運用体制を立て直すことが先決だと思うのですが。
私は、今のお上を見ていると健康保険・年金・銀行口座の紐づけは、体力がある貧しい人を洗い出して、戦争に送るリスト作りではないかと思っちゃうのですが、うがち過ぎでしょうか。

橋田賞

昨日は、TBSの新しいコンクールをお知らせしました。新しいオリジナルを書ける脚本家を求めています。
今、ドラマも映画も、再びオリジナルの風が吹き始めています。
映像は、原作ものが当たり前のような感じになっていますが、本来は脚本というのはオリジナルに使う名称です。
原作ものは脚色と区別されていましたが、いつの頃からか脚本になっていました。本来は、脚本といえばオリジナルのこと、ですからオリジナル脚本という言葉は存在しないはずですが。
名称はともかくとして、嬉しいことにテレビも映画もオリジナルで勝負したいと思い始めています。
原作ものは5くらいから構築します。原作を活かしてそこからどう見せていくか、切り口が脚本家の勝負となります。
オリジナルは0から構築します。企画・設定から始めます。
無から有を産むことをやはりこれからの脚本家をめざす方にはやってもらいたいし、できないと困ります。
シナリオ・センターの課題はすべてオリジナルで描いてもらうわけですが、この訓練を続けていくことで、作家としての切口、考え方が身についていくのです。

橋田賞新人賞も、新しくなりました。
昨年は長編(60分)作品の映像化を目指していましたが、今年は長編だけではなく短篇(400字10~15枚)も募集され、長編・短編の両方の映像化を目指します。
チャンスが増えたわけですから、頑張ってください。
「橋田賞新人脚本賞」の課題(テーマ)は長編・短篇ともに『家族』です。
応募要項にも書いてありますが
「この賞では、設定の奇抜さ、企画の斬新さは求めていません。
人間を描いてください。人と人のふれあいを描いてください。
グローバルな時代に、世界に通用する筆力は、日本の『家族』を如何に描けるかで決まると考えています。
今後の映像業界に貢献できる新人脚本家との出会いを期待しています」
それぞれのコンクールの趣旨を理解した上で、しっかりとオリジナルを描きましょう。

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