menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

きれいの手口

シナリオ・センター代表の小林です。昨日は、ジョコビッチとナダルの試合に続き、マレーとフェレールの試合、寝られない。(笑)
ナダル完敗とは言われますけれど、どの試合も素晴らしいテニスを見せてくれます。誰が優勝してもおかしくないワクワクする試合ばかりです。
錦織選手が「アウエー感がハンパなかったでしょう」という質問に、「ツォンガも、あれだけ応援されたらプレッシャーだったと思う」と応えられ、相手のことを思いやる姿勢に、25歳なのに人間的にも大きいなと、ますますファンになってしまいました。
思いやりのかけらもないどこかの首相に聞かせてやりたい。

きれいの手口

22日、ミソ帳倶楽部のゲストは、内館牧子さんです。7月期の連ドラ「エイジハラスメント」(テレビ朝日)を執筆中のお忙しい中おいでくださいます。
久々にドラマ作りのお話をお聞きできるので、楽しみです。
今月、新刊も出ました。内館さんは、小説もエッセイも書かれていらっしゃって、その切り口の鋭さ、設定の妙にいつも感服させられます。

新刊は「きれいの手口 秋田美人と京美人の<美薬>」(潮出版社刊)
秋田美人と京美人の比較をしながら、きれいってなんだろうと考えさせられるエッセイです。
『どう考えても美しくないのは、身の丈に合わないことを求めて燃える人をバカにしたり、「よくやる」と陰口を言ったりする人たち。そして、知足安分でスッキリと生きている人に「後ろ向き」だとか「若さがない」だの「挑戦が大切」だの言う人たち。こういう人たちには、まず間違いなく、自分がそのように生きられないことへのやっかみがある。美しいはずがない。「美しい女」とは、肌だの目鼻立ちばかりではないと、改めて思わされる。』という一文に、納得。
自分自身も気をつけねばと思いました。
 

人はみな違うわけですから、それぞれ環境や性格、考え方も想いも違うということ知ったうえで、お互いに尊重し合って生きていくことが人として大切なことなのですね。
錦織選手もそうです。立場が違ったら・・・と考えられる力、思いやる力を持っている。それは想像力です。
他人の意見を聴かなかったり、他人の想いに気が付かなかったりする人は、想像力が足りないのです。 

シナリオは、想像力を広げます。だって、必ずアンチの立場の人を出さなければ、葛藤・対立は生まれないですから、ドラマチックにならないわけですものね。
自然と想像力が身につく、美人になれるのがシナリオです。(笑)

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ