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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ちゃんと

はじめちゃん

見て聴いて

シナリオ・センター代表の小林です。東京の暑さは半端じゃないとか文句たらたらいうのが憚られるほど、九州では驚くような大雨に河川は溢れ、久留米では土石流で行方不明の方がというニュースが入ってきます。
何かといえば「今までで経験したことがない」というフレーズが気象情報につくようになって久しいですが、自然との戦いは本当に難しい。いや、戦えないのかもしれません。
今は世界中が異常気象で大変なのですから、人間同士の戦いなどやめて、アメリカは恐ろしいクラスター爆弾など提供しないで、停戦への道を探るべきです。
私たち人類が立ち向かうべきことは、愚かにも自然破壊を繰り返している己を深く反省して、自然との共存を模索すべきではないかと思うのですが。

マイナカードが返却されているニュースに、「そんなのほんの少数」と切る捨てる河野デジタル大臣。
ことの本質を見る目がないおかみは、マイノリティーなど踏みつぶし蹴散らせばいいのだと思っているのでしょう。
確かに今の状況であれば、力で踏みつぶすことはできると思います。
でも、8割の日本人がマイナカードと健康保険証を一体化することに「反対」。
統一教会問題でも、解散請求する必要がある77%。原発処理水(処理してないけれど)放出へ国内外から疑問の声。
これだけの人が疑問を持っていることを少数の意見のように一蹴するというのは、おかみにとってとても危険なことだと思うのです。
他人の意見を聞く耳を持たないと本質を見誤り、必ずツケは回ってきますから。

キャラクター

木曜日は、今年の初めに開講した「147期シナリオ作家養成講座」の修了式。
大半の方が、研修科へと進級されます。
研修科は、ゼミナールで言うと本科の上ですから、映像表現の技術はマスターしたということで、「人間の追求」が目的となります。
ドラマで何よりも大切なキャラクターづくりですね。

「登場人物のキャラクターをしっかり創り上げておくことが何より大切で、そうするとセリフが登場人物の口から出てくるんですね」内館牧子
「人間観察をしてください。自分の頭の中だけでキャラクターを作ろうと思っても限界がありますから、普段から好奇心を持って生活することです」小森名津
「ドラマというのは見終わった後の頭に残るのは起こった出来事や事件になりますが、本当は人間がちゃんと書けているから、記憶に残る。ネタだけ考えても人間がきちんと描けていないと、ドラマにはなりません」岡田惠和
「私の方法論でいうと、登場人物にどんな劣等感があるかをまず考えてみます。コンプレックスを見つけると人物の輪郭が浮かび上がってくるものです。
劣等感のない人は存在しません。どんな美人でも英雄豪傑でも何らかの劣等感がある。それを乗り越えようとするか隠そうとするかつぶれるかが人生のキーになる。また欠点がその人物の魅力になるケースもあります」ジェームス三木

先輩たちは、色々な言い方でキャラクターの大切さを話してくれています。
研修科では
・人物の欲望と二面性から魅力をだす
・キャラクターとしてのセリフに魅力をつける
・アイデア・キャラクターに引きつける魅力を出す

次の一歩を踏み出してください。

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