選挙
シナリオ・センター会長の小林です。会長という名称に(ポジションとはいわない、いえない)なって1年経ちました。やっと慣れてきたような、まだまだ違和感しかないような・・・でも、この歳でちっとも閑にならないことへのありがたみだけは感じています。
今日の東京は木枯らし1号が吹いたそうです。
野党が一斉に反対している比例定数31減案。
明治7年選挙が始まって以来、大選挙区制、中選挙区、小選挙区、比例区、全国区、地方区、などなど時代によって色々選挙制度も変ってきました。
今問題になっているのは、比例区定数を減らすと小さな政党が票を取りにくくなり、大きな政党が得するからですね。
選挙のやり方って色々な方法がありますが、大きな政党も小さな政党もどちらも平等な選挙制度って創れないものでしょうか。
選挙区制度って、結局は民意ではなく、政治家たちの思惑でしかないような気がします。
私は、選挙制度そのものにも問題はあると思うのですが、それよりなにより国会議員になる人の人間性が問題だと思うのです。
一人一人を正確にジャッジする方法はないものでしょうか。
なにをやっても「不記載でした。すみません」「やっていません」で済ませ、後からなにかがでてきても開き直るか、謝るかですんでおとがめなしは、一般社会ではありえないです。本当に悲しい世の中です。
国民の代表者たるもの、今更こんな言葉は死語でしょうけれど、清廉潔白な人であって欲しいものです。
月がみている「残月」
最近の出版は色々考えているのですね。映画と小説が溶け合いました。
映画トリビューアンソロジー「月がみている」(集英社文庫)
11月20日公開の映画「月がみている」をきっかけにこの本が生まれたそうです。
映画「月がみている」は「失楽園」など数々のベストセラー作家でおられた渡辺淳一さんの「シャトウ ルージュ」が原作で、これをお嬢さんの渡邉直子さんが、監督で映画化されました。
この小説はアンソロジーで、村上由佳、池田奈津子、松田志乃ぶ、桜木紫乃、4人の女流作家が「女性の生と性の形」を描いています。
実はこの本を書店で手に取った時、「池田奈津子さんが書いている!!え~?」って思ったのです。
帯を見たら、映画が11月20日に全国公開と書いてあり、勝手に「そうか、池田さん脚本だからか」とひとり合点したところ、これまた違って脚本は、出身ライターの相内美生さんでした。
相内さんの脚本はそれはそれで嬉しかったのですが、池田さんが小説を書かれていることにちょっとびっくり。さっそく読ませていただきました。
4人の女性作家が全く違うお話しを書かれており、池田さんのお話しは、「残月」と題して女流画家と画廊の女性スタッフとのミステリアスで甘やかな交流を描いています。
この二人の女性の濃いキャラクターとそれを結ぶ「美人画」。美しい映像が浮かぶ初の小説とは思えないうまさです。で、昨日発行の「月刊シナリオ教室」11月号を読んでいたら、連載エッセイ「青山でお茶を」が池田奈津子さん。そのプロフィールに、長編小説も書かれて、講談社から出版されるというじゃありませんか。
これまた待ち遠しい。脚本家と小説家の二刀流。二足の草鞋、いいですね。
亡くなった鈴木光司さんも仰っていました。
「シナリオが書けるとより映像が浮かぶ、匂いまで感じられる小説が書ける」と。
これからの池田奈津子さんの小説家としてのご活躍も楽しみです。













