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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ゴジラを語る

政倫審

シナリオ・センター代表の小林です。今日はホワイトデーなので、男性スタッフから美味しいお返しをいただきました。
でも、来年はバレンタインの義理チョコに義理返しのホワイトデーという図式はやめた方がいいかなぁと。
お互い大変だし、本当に好きな人だけにプレゼントしてこそ、生きるわけですものねぇ。
チョコレート屋さんには申し訳ないけれど、「愛」の見直しをしてみますか。(笑)

朝から政倫審の中継を見ていたら、気分悪くなっちゃいました。
しらっと悪いことなどなにひとつしていないみたいに話す顔はとっても醜く、私たちの税金がまたこういう人ばかりの自民党に160億円も取られるのかと思うと吐き気がします。
本来もらってはいけない企業献金を平気でもらい、裏金までしているのだから「申し訳なくてもらえません。被災された方々に使ってください」とか言ってみたらどうでしょう。
何故、議員は速やかに辞めさせられないのでしょうか。
どんな職業よりも何かあったらただちに辞めるべき人たちだと思うのですが。
わずか1個のおにぎり盗んでも捕まるのに、こんな多額なお金を国民から盗んでも捕まらないのは、なんとも納得がいかない私です。
何度も言いますが、せめて国税庁は、裏金全議員の調査をすべきです。
民間にはなにもなくてもすぐに調査に来るのですから、そのくらいのことはおちゃのこさいさい、すぐにできると思うのです。
こんなことばかり言っていると調査に入られるよと脅かされますが。(笑)
国税庁さん、国民が喝采を叫ぶようないいお仕事をしましょうよ。

ゴジラの変遷

「ゴジラ-1.0」がアカデミー賞「視覚効果賞」を受賞されて、思い出したことがあります。
初代のゴジラを生み出した時の話しとゴジラセットを見学したときのこと。
あの「ゴジラ」の名前を決める時、東宝では企画担当者を15~6名集めてブレーンストーミングをやったそうです。
怪獣映画なので、「~ザウルス」というネーミングを出した人が多かった中で、ひとりの人が「ゴジラはどうでしょう」と。「それはどういう意味なの?」と訊いたら「ゴリラとクジラの合いの子なんです」(笑)
それは面白いということで決まったとか・・・新井一から聞いた話です。
「ゴジラ」はビキニ環礁の水爆実験で飛散した放射能を浴びて変貌したといわれています。
シリーズをみても敵なのか味方なのかよくわからない存在ですが、可愛いわけでもゆるキャラでもないのに、これほど海外でも日本でも愛されているキャラクターはないかもしれませんね。

シナリオ・センターでは東日本大震災が起きるまで、毎年夏には2泊3日で夏期合宿をやっていて、1993年は東宝スタジオで「ゴジラ」のセットを見せていただいて、当時の「ゴジラ」のプロデューサー富山さんのお話しをお聞きするというのが合宿の目玉でした。
その時の「ゴジラ」は着ぐるみで、なんとなく今のゴジラより可愛い顔、ちょっと見愛嬌がありました。ミニラも可愛かったですものね。
東京タワーを中心に東京のミニチュアが創られていて、ピアノ線が張られていました。
そこを踏みつけて壊していくのですから、撮影は一発勝負って感じでした。
特撮の円谷プロの見事な力だったと思います。
今回の「視覚効果賞」とは全く異なるものでした。
昔の「ゴジラ」を知る者としては、この特撮は何となく、ピアノ線が見えたりして人が創っている感じが暖かくって好きですが。
「ゴジラ」は、日本の文化の一つだと思いますが、これが原爆実験から生まれたものだということは忘れないで欲しいです。

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