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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオの心

天国校所長就任パーティー

命日

シナリオ・センター代表の小林です。今日の表参道は、うららかな春の日差しが射しています。
思わず空を見上げて、後藤千津子の命日らしいなと思いました。
後藤千津子は、新井一とともにシナリオ・センター創立に関わり、新井一の片腕として、亡きあとは新井の後継者所長として、昨年3月15日に亡くなるまでシナリオ・センターに尽くしてくれました。
彼女の人生は、シナリオ・センターと共にあったと言っても過言ではないでしょう。

所長の後藤とは、公私ともに50年以上の付き合いでした。
シナリオ以外はまったく子供みたいな性格の上ひどい方向音痴でしたから、個人的には私の上着の裾を握って、どこへでも一緒に出掛け、美味しいものを食べ漁りました。
シナリオ・センターでは、考え方の相違から大喧嘩したことも多々ありますが、彼女ほど、私と公をきちんと線引きしている人はいませんでした。
全く喧嘩を引きずったことはなく、むしろ私が引きずっているとスパッと切ってくれたものでした。
そんな後藤が一生をかけて守ってきたものは、新井一の教え「シナリオの楽しさを多くの人に伝えたい」ということです。

そのために新井一の技術の継承を図り、受講生の皆さんには「難しいことをやさしく教えること」「理論理屈ではなく、その人が描きたいものをどう描けば映像表現になるのか、その技術を教えること」「プロになるためにも生涯に1本だけシナリオを描くのではなく、毎日毎日書けるように20枚シナリオを描いてゼミで発表すること」
講師には「創作には正解がないから描き手の持っている個性を損なうことなく、良い面を摘み取ることなく、その人の資質の開花に手を貸せるよう、常に勉強を重ねておくこと」

東京校、大阪校を毎週行き来し、福岡校があった時は福岡校へで講義し、新井イズムの継承に力を注いでくれた50年以上の働きに、シナリオ・センターでは、天国校の所長へ就任させて天国へ送りました。
ゆりかごから墓場までのシナリオ・センターです(笑)

コロナ禍になってから、シナリオ・センターには顔を出すことができなくなったので、ここ数年に入学された受講生の方々は、後藤をご存じないでしょう。もちろん、新井一もですが。(笑)
顔は見えなくても、姿かたちはなくても、新井イズムは、それぞれの講師にスタッフにしっかりと受け継がれています。

「日本中の人にシナリオを描いてもらいたい」
シナリオ・センターの理念のもと、今はキッズシナリオからシニアまで誰もが楽しみながらシナリオを描いていただいています。
誰もがシナリオを書くことを通して、自分の心で想い、自分の頭で考え、自分の身体で意識することを大切に、それを伝える技術を持っていただけたら思います。

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