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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

発想

150期シナリオ作家養成講座開講

発想その1

シナリオ・センター代表の小林です。150期シナリオ作家養成講座の開講です。
2024年の口開けの講座、たくさんの受講生にお集まりいただけて、幸先の良いスタートを切りました。
今日は一粒万倍日にあたるそうで、新しいことを始めるには最良の日だとか。
一粒のタネをまくと万倍になるというめでたい日だそうです。
あまり縁起を担ぐタイプではないのですが、元旦から日本中の人々が元気が出にくい日々を送っているので、これがきっかけでいい日になればと願ってしまいます。
被災していない人は、元気をおすそ分けできるように頑張って、なんらかの形で支援をしていきたいです。

それにしてもお上の国会での答弁にはびっくりします。
被災地に新しいトイレカーや水の循環式の水洗とかシャワーとか、自分が用意したわけでもないのに、新しい設備のものができて、役に立っていると誇らしげに言い、しかもトイレカーがあればことすむ話しでもなく、溢れかえった汚物をどうするかなどさまざまなことに悩んでいる避難所などのことはスルー。
炊き出しだって、食料などの物資支援だって、政府がすべてやるべきことですよね。
目先の自分の利益しかみない人たちは、過去の震災などからも何ひとつ学んでいないし、どういうわけかお上たちというのはものすごく楽観主義者。
なにもしなくても民間がやってくれるから「なんとかなるさ」と思っている?どうにもなりません。
ボランティア任せって、本当にろくでもない!

地方はどこも財政難ですから、政府は裏金を集める力をつかって、各市町村にトイレカーやキッチンカーなど災害にいつあっても大丈夫なようにせめて1台でも用意しておくとかするべきだと思います。
いつどこに起きるかわからない災害、万博費用も政党助成金も武器購入費も裏金も、みんなここに使いましょう。

発想その2

昨日、三谷幸喜さんの「オデッサ」を観てきました。3年半ぶりの書き下ろし、新作です。
出演者は3人。警察官に宮澤エマさん、通訳に柿澤勇人さん、容疑者に迫田孝也さん。
3日前に近くで起きた殺人事件の重要参考人として事情聴取を受ける鹿児島生まれの英語が全然話せない日本人男性、捜査にあたるのは日系人だが日本語は話せない警察官。
急遽通訳として派遣されたホテルのジムトレーナーのやはり鹿児島出身の日本人青年。
という設定で、英語と鹿児島弁が交差する中、通訳の同郷のよしみで日本人男性が罪にならないよう嘘の通訳をしながら、殺人事件の本質に迫っていきます。

この芝居は、字幕にものをいわせるという驚くべき使い方。舞台で、まるでもう一人の出演者のような字幕の存在。
言葉というものをキーワードに発想されたと思うのですが、毎作思うのですが、三谷さんの発想のすばらしさにため息がでます。
ふと考えると、言葉って日本語だけでも方言やニュアンスで通じないことっていっぱいありますよね。
言葉の違いをうまく使かうお芝居は私たちでも考えられそうですが、そこに一味違ったものを取り入れるのが三谷流なのでしょうか。もう1回転ひねる。

ま、ご覧にならないとお分かりいただけないかと思いますが、発想というのは一つところで留まらないことが大事なのだということを三谷さんは教えてくれます。
三谷さんがそうした発想ができるのは山のような名作(映画・ドラマなど)をご覧になったり、本を読んだりされて、引き出しがいっぱいあるからこそなのでしょう。
私は三谷さんは天才ではなく(失礼!)、ものすごい努力家なのだと思うのですが。
三谷さんに追いつけ追い越すためには、創作のアンテナを縦横無尽に張り巡らさなければ難しいとは思いますが、たくさんの引き出しづくりに励めば、その境地に到達すると信じたいです。

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