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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

未来を考えたい

子ども食堂

渚にて

シナリオ・センター代表の小林です。
昨日、出身ライター後藤法子さん脚本のテレビドラマ「罠の戦争」(CX)では、主人公は見事人間性を取り戻し、総理を辞任に追い込みましたが、実際には岸田総理のもと、高市大臣も辞任せずに来年度予算は与党の賛成多数で可決成立してしまいました。
114兆円超える予算は、アメリカなどからの輸入を守るために日本の酪農家、農家を捨てて自給率を落とし、アメリカを潤すために防衛費を増やして沖縄を再び前線基地に、原発を再稼働してミサイル攻撃の的にし、放送法をうやむやにしてマスコミを黙らせ・・・一体、日本はどうなるのって思うのですが・・・。
審議はいい加減ですぐに終わらせるし、何かというと閣議決定だし、もう民主主義はなく、独裁国の様相を呈している日本です。
マスクを外して桜の花見に浮かれていると、知らないうちに日本は食糧危機になり、原発の放射線汚染にみまわれ、戦争に駆り出され・・・というSFまがいのことが本当になってしまいそうです。

最近、頭の中を映画音楽「ワルツィング マチルダ」が巡ります。オーストラリアの準国歌で、心に沁みる曲です。
映画「渚にて」の映画音楽なのです。(映画は無料配信もあるようです)
前にもちょっと書いたことがありますが、この映画は、グレゴリー・ペック、フレッド・アステア、エヴァ・ガードナー、アンソニー・パーキンスなど往年のスターたちが出演した1959年に制作されたアカデミー賞受賞作品で、人類の未来の物語です。
1964年第3次世界大戦は原水爆による戦争になり、北半球から死の灰に覆われ、潜水艦で様子を見に行った乗務員も最後に残ったオーストラリアにたどりつくのですが、そこももう時間の問題で、乗務員はそれぞれの最期の生き方を選んで・・・。

そんなことにならない世界でありたい、そのためにはダメなことはダメと声を上げていかねばと思います。

子どもの心

今日は「考える部屋」の説明会でした。
小学4年生から中学生まで色々な子供たちが参加してくれました。もう1回4/18にも説明会はあります。
「桃太郎」を題材に、鬼たちは何を考えたかを3人の鬼たちのセリフで描いてもらいました。
いやいや、子どもたちはすごいです。生半可な発想ではありません。
大人顔負けというより大人を越えています。(笑)
顔を出したくない子もいますし、ちょっとお話が不得意な子もいますが、全然OK。
だって、みんな違うのは当たり前だし、違わないと面白い発想なんて浮かばないのですから。
シナリオ・センターは、子どもたちの持っているそれぞれの違いを大きく伸ばしていきたいのです。
大人が子供を潰さないようにしたいのです。
突飛なことをしたり、考えたりすると、大人はすぐに怒りますが、そこに隠れているとっても大事なものを、子どもたちが伝えられるようにシナリオを描いてもらいたいと願っています。
大人になると「ダメ」「いけない」という言葉が増えます。何故でしょうか。
何が大人をがんじがらめにして、狭い考えにしてしまうのでしょうか。
自由奔放に闊達に発言している「考える部屋」の子どもたちを見ていると、反省しきりになってしまう私です。

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