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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオって

シナリオ力をつける本(ブックビヨンド刊)

3月のスケジュール

シナリオ・センター代表の小林です。3月の授業スケジュールを受講生の皆さんにお出ししなくてはいけないのですが、緊急事態宣言がどこまで続くのか、東京は相当シビアにやる気のようで、3月7日で解除になるかどうかまだまだ読めません。
今日の東京感染者数は270人、宣言下でも第2波ピーク時と同程度の水準とか、1800病床が埋まっていることとか、変異株とか、問題は色々とあるようです。
シナリオ・センターの3月スケジュールは、7日解除まではzoomゼミ、それ以降は通学で行う予定ですが、これもコロナ次第となります。
ゼロにはならないとはいえ、安心なところまで思い切ってやるべきか、とはいえ、大変なお店や会社は山ほどあるわけで、センターもお休みになられる方が多いので、元の通学に戻りたいところではあります。
でも、またまた蔓延となるのではと思うと、今が踏ん張り時かとも思いますし・・・。
センターの受講生の方は、今はお休みされていても、きっと書き続けて下さっているだろうし、またゼミ教室にも戻ってきていただけるものと信じていますので、ここはしっかり東京3県の徹底ぶりに準じようかとも思っています。
関西圏は月末解除の方向ですが大丈夫なのでしょうか。大阪校が心配。
何が真実かわからないまま、なにも信じられないまま、先を考えるのはしんどいことです。ふう~。
色々と変動があるかもしれませんが、どうぞご容赦くださいますようお願い申し上げます。

役者もシナリオ

今朝の「あさイチ」(NHK)で、俳優の遠藤憲一さんが、若い頃、俳優の勉強のために脚本を書かれたというお話をされていました。
しかも、勉強のために描かれていた脚本が、5本もちゃんとオンエアされたというのですから、びっくりです。
このシナリオ修業が名優遠藤憲一さんを作りあげたのでしょうね。

シナリオを読めるということが役をつかむ上で、一番大切なことです。
単に自分の役のセリフを覚えるだけでは、ドラマの中での立ち位置も役割も把握することはできません。
役があるということはドラマに必要だからですから、ドラマになぜ必要なのかということをきちんと知ることでどんな端役でも生きてくるのです。
出身ライター八津弘幸さんの朝ドラ「おちょやん」で、なにかと我が我がと前へ出てくる役者さんたちの姿が描かれていましたが、それでは名優にはなれないのですね。
自分の役が、ドラマの中で、芝居の中でどういう意味があるのか、役のキャラクターは、相手役とどう対峙すればいいのか、どんな演技をすればいいシーンを作れるのか、シナリオがわからなくては、単に泣く、笑う、セリフを言うだけのことになってしまいます。
シナリオを読むことができるようになる一番手っ取り早い方法が、シナリオを描くということです。
高校中退で漢字を知らない遠藤さんは、ほとんどひらがなでシナリオを描いたとのことですが、シナリオを描くことが役者道につながるということを、その若さでもわかっていらしたからこそ、今があるのだと思います。
もっと続けていたら、著名な脚本家になられたかも。どっちがいいのかなぁ。(笑)

シナリオ・センターでも、俳優さん向けてシナリオ研修をさせていただいています。
また、ご自分で講座に勉強に来る俳優さんもいらっしゃいます。心強いです。

シナリオは、ドラマの大元。俳優さんも、監督、スタッフさんもすべての人が、同じシナリオを読んで、同じところを目指したら、いい作品になるはずです。
創設者新井一が撮影所の片隅で、スタッフにシナリオを教えたのは、いい映画を創りたい一心でした。
今も尚、シナリオ・センターは、新井の遺志を継いで、ドラマに関わる全ての人にシナリオを描いてもらいたいと願っています。

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