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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

今年最後に

しなりおいろは

コロナ禍で

シナリオ・センター代表の小林です。昨日は、受賞者全員シナリオ・センターという快挙に、大喜びしておりましたが、今日の東京感染者570名、またまた増えて・・・。
東京始めいくつかの自治体は、時短要請とかGOTOイートの停止とかを始めましたが、それだけで何とか食い止められるのでしょうか。
何故、国が率先して始めたGOTOトラベルはそのままなのでしょう。
全国的に広がっているコロナ、専門会議の尾身さんも「人々の個人の努力に頼るステージは過ぎた」と珍しく忖度なしで(笑)政府などに対策強化を求めていらっしゃるし、国立感染研究所の脇田所長は「感染の低いところから高いところいけば、感染して戻ってくる可能性がある。感染の高いところを出発点にして低いところへ行けば感染を持ち出す可能性がある。両方を止めることが有効だ」って当たり前のことを必死に訴えていらしているのに、政府は、だんまりのまま。
国民のために働く内閣なら、少しでも国民の安全を考える、せめて心配を減らそうとするとか、動いてほしいものです。

コロナ禍になって、私たちひとりひとりが、より声をあげなくてはいけない気がします。
一人一人の命に関わることですから。
おかしいと思うことを見過ごさずに、表現していくことは、生活者として当たり前のことであって、政治的でも社会的でも何でもないのです。
なにもない日常では気がつかなかったこと、感じなかったこと、みえなかったこと、知らなかったこと・・・コロナ禍になってわかってきてしまった。
私たち自身が個々の表現方法をしっかり持って、考え、想いを伝えていかなくてはなりません。
75年前に早くに気が付いていたら、戦争にはならなかったことでしょう。
同じ過ちを犯さないことを心掛けたいと思います。

やるぞ!忘年会

シナリオ・センターは、12月のゼミナールは8・9月と同様zoomゼミで行います。
今年も終わろうとする大事な時期ですから、対面で行いたかったのですが、やはり安全安心を第一にさせていただくことにしました。
家で参加はちょっと、ネット環境が・・・という方には、センターにおいでいただいてzoomゼミに参加していただくこともできますし、ゼミに参加できない方は、添削もさせていただきます。
対面ではできませんが、ご了承くださいませ。

例年だったら、クラスごとに、講座ごとに忘年会、飲み会を楽しむ、来年へのエールを送る時ですし、友達同志のコミュニケーションは大事ですよね。
できないこと、本当に寂しく悲しいです。
で、忘年会やっちゃいましょう。やろう!やろう!
最終週のzoomゼミ(12月15日~21日)が終わってから23時まで、zoomゼミ教室を開けておきます。
各クラスで、リモート飲み会を計画してください。
zoomゼミだと、無駄口をいえませんが、飲み会だったら、たっぷりおしゃべりもできます。
それぞれが美味しい肴とお酒でも用意して、無礼講でいくのもいいかも。
酔いすぎたら、切ってしまえばいいですし、電車乗らずに帰れるし。(笑)
あれもできない、これもできないと思わずに、不自由な状況下だからこそ知恵を絞って、楽しいことをやりましょう。
12月は、全員参加で、ゼミして、コミケしましょう。佳い年を迎えるために。

シナリオS1グランプリ

昨日は、フジテレビヤングシナリオ大賞の発表で、全員受賞者という快挙を成し遂げました。
月刊シナリオ教室12月号でました。「第39回シナリオS1グランプリ」発表で~す!!

準グランプリ「彼は誰時」(部門①)上野詩織さん(研修科)」
準グランプリ「チャボとイモコ~おっちょこちょいの小鬼たち~」(部門②)境田博美さん(通信作家集団)
佳作「僕らは転がる石のように」(部門②)鈴木香里さん
奨励賞「ロッカーズヘブン」(部門①)磯崎由佳さん(研修科)
奨励賞「留年スパーク!」(部門①)藁品優子さん(研修科)
奨励賞「同行二人」(部門①)川野水音さん(通信研修科)
おめでとうございます。

残念ながら、グランプリは出ませんでしたが、準グランプリがおふたり、作品掲載されていますので、応募チャレンジしたい方は、必ず読んでくださいね。
審査評が載っていますが、最終審査員の3講師が口をそろえて言っているのは「キャラクター」。
先日行われた「新井一賞授賞式」の審査をしてくださった出身ライターのお三方の鼎談は、セリフのおはなしでしたが、ここでもキャラクターがセリフを作ることをお話ししてくださいました。
柏原寛司さん、清水有生さん、岡田恵和さんのお三方に飛び入りでお話ししてくださったアニメライターの前川淳さんも、それぞれの違う角度から、つきるところは「キャラクター」でした。
「ストーリーじゃないんだよ。」と前川さんきっぱり。
「セリフは嘘つき」という課題は、キャラクターができていなければ、吐けないセリフを描かなければならなかったのですものね。

シナリオS1グランプリは、映像表現に特化して審査しています。
ラジオドラマでもない芝居でもない、映像で、みせるのです。
登場人物の感情や過去などを映像で見えるよう描くというのはとても難しいことです。
実際の日常生活でも、家族と、友達と、仕事関係の人たちとかと話していても、本心であるかどうかなんて、どんな人間なのかも誰もわかりません。
でも、ドラマを見ていたら、本当は主人公はこう思っているのだとか、こういう過去に悩んでいるのだとか、何気にわかります。
キャラクターができているから、それを映像表現の中で見せているからです。
逆手に取ってわからせないで進めていくという構成もできます。よりキャラクターができていないと失敗に終わりますが。
ドラマを創る時、映像の特性をしっかりと理解しながら創られると、説明に終始しない面白いドラマになる、キャラクターがぶれずに心に残る人物になるのです。

次のシナリオS1グランプリは、2月末締め切り。挑戦してみてください。
「第39回シナリオS1グランプリ」授賞式は、本来12月に行われるのですが、申し訳ないことに、コロナのためまだ日時もやり方も決まっていません。
ですが、どんな形でも、受賞のお祝いをご一緒したいと思っています。
だって、明日への第一歩ですもの。

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