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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

過ごし方

志の輔落語in下北沢 恒例牡丹灯篭2019

第2波?

シナリオ・センター代表の小林です。もういい加減、ここに書くのも飽きてしまいました。
いや飽きてきたというより、だんだんしんどくなってきたというのが本音でしょうか。今日の東京感染者数238人。大阪も最多の120人とか。
お国からは旅行に行こうといわれ、東京都からは外出自粛してと言われ、益々誰も信じられなくなる昨今、自分で考えて、想像して行動するしかありません。
専門家という方々も、第2波のすごいのがくる、もうピークアウトしていると二手に分かれているし・・・。
ここはそれぞれで考え、想像して、一番良いと思う行動をするしかありませんが、私自身は最悪シナリオを想定して、それが何事もなければよかったと思うタイプです。
シナリオ・センターの運営に関しても、スタッフと協議しながらですが、基本、最悪シナリオを想定して考えています。
「私が感染しない、感染させない」ことをしっかりと実践できるようにしていきたいと思っています。
またまた不測の事態が起きるかもしれませんが、その時はご協力をお願いいたします。

この連休は、私は自分が一番信じられると思う山中伸弥先生の言を信じて、おうちで美味しいもの食べて、DVDや録りためていた録画を見て、ちょっとトレーニングして、あとはハルとぬくぬくしていようと思っています。

牡丹灯篭

実は、明日からの連休を心待ちにしていました。
「志の輔落語in下北沢 恒例牡丹灯篭2019」のDVDを見るのです。多分2時間以上あるはずなので、余裕をもって見ないといけないのです。
落語が大好きで、鈴本演芸場、新宿末廣亭、国立演芸場など寄席に、ホール落語もよくいきます。
特に好きな噺家さんは、志の輔師匠、小三治師匠、若手(?)の一之輔師匠です。
お三方ともなかなかチケットが取れないのが難でして、特に志の輔師匠はとりにくい。
一度もゲットできなかったのが、本多劇場での「牡丹灯篭」。
2019年7月公演のDVDが出たので、買いました。今年はコロナで中止なんだそうです。(涙)
DVDを買った理由は、それだけではありません。
ずーっと志の輔さんのブレーンとして頑張っていらした出身ライターの佐野誠さんが、DVDのクレジットにも名前を連ねていらっしゃることもあるんです。
今年2月にお伺いしたパルコ劇場のこけら落とし「志の輔らくご」のプログラムに、ブレーンとして佐野さんの名前が印刷してあり、本当に嬉しかった。
新作落語を創りあげるのは志の輔師匠ですけれど、その手助けを陰で一生懸命やっていらしていたのを知っているので、師匠に認められて佐野さんのお名前が公にでるって、本当に努力が実って信頼されているって、素晴らしいなと思うのです。
佐野さんは、「トモシビ銚子電鉄6・4㎞の軌跡」(2017)「文福茶釜」(2018)など映画の脚本を描かれていらっしゃいますが、志の輔師匠のお手伝いがシナリオを描くにあたって、とてもプラスになっているのだそうです。
新井一も、落語から多くの映画を創ってきて、よく落語は映像なんだと言っていましたから。

佐野さんがこんなことをお話しして下さいました。
『志の輔さんと新作落語の打ち合わせをしている時、僕等が使うのと同じワードがよく出てくるんです。
「落語はシンプルじゃないといけないんですよ」
「この落語はどんな落語なのかって、一言で説明できないといけないんですよ」
「与太郎が困らないといけないんですよ」
唯一違うのは「どこで笑えるか」というワードが入っていることですね。』
まさに、シナリオ・センターで皆さんに申し上げていることと同じ。
創作とはこういうものなのです。

三遊亭圓朝が創りあげた落語「牡丹灯篭」、もちろん明治生まれでないので聞いてはいませんが(笑)、三遊亭圓生師匠や古今亭志ん生師匠の「牡丹灯篭」は、子供の頃拝見しています。ろうそくがふっと消えて、めちゃ怖かった記憶が。
さて、志の輔師匠の「牡丹灯篭」、いかなるシナリオになっているのでしょう。
落語の醍醐味は、落語家さんによって同じ演目でも見せ方、話し方が違うこと。
楽しみに拝見したいと思っています。

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