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脚本技術 モンタージュ /シーンの対照で心理描写

「主人公の気持ちをセリフで言わないで映像で表すにはどうしたらいいんだろう?」とお悩みの方は、映像独特の方法であるモンタージュを使ってみましょう。脚本のスキルがグッと上がりますよ。

シナリオ・センター創設者・新井一は、『シナリオの基礎技術』『シナリオの技術』などシナリオの書き方に関する書籍をいくつも執筆しています。また、『月刊シナリオ教室』でも連載ページをもち、シナリオの技術を解説していました。その記事は、いま読んでも全く色褪せていません。

そこで、当時の記事を皆さんにご紹介。「シナリオってどう書くの?」という初心者の方も、「一度学んだけど、忘れちゃった…」という方も、これを読めばシナリオ作りが一層はかどります!

心理描写は間接表現で

通信生の生徒さんの質問で「『愛している』という気持ちを伝えるために、セリフで言うのは直接的過ぎますし、他にどのように表現すればいいのでしょう」というのがありました。これは通信生の方ばかりではなく、どなたも悩まれる問題です。

映像表現には、セリフ、動作、小道具とありますが、特に心理描写はキャメラに写らないので、プロでもいろいろと悩むところです。

しかし動作で表現するのはむずかしいので、ついセリフで言ってしまいます。

しかしセリフだとご指摘のように直接的で、なかなか味わいのある表現にはなりません。

小道具と動作を使うと、例えば「殺してやろう」と殺意を見せるときに、顔では笑いながら、刀の鯉口をそっと切る、と表わすこともできます。しかしいずれにせよ、その場所でワンシーンで表現してしまおうという気持ちの表われです。

モンタージュ論=違う映像のフィルムをつなぎ合わせて1つの意味を表わす

実は、そのほかにも構成による表現方法があるのです。

これはモンタージュ論という映像独特の方法です。

例えば、「す」という特別に意味のない文字と、「き」というこれもまたそれ自体意味のない文字とが出会うと、「好き」という意味ある言葉になるのと同じです。これと同じように、違う映像のフィルムをつなぎ合わせて、ひとつの意味を表わすのがモンタージュ論です。

モンタージュ論の創始者エイゼンシュタイン監督は、映画『戦艦ポチョムキン』の中で、士官室では士官たちが上等なワインとビフテキを食べ、次のシーンでは兵隊たちが粗末なばかりではなく、肉にウジ虫がウジウジとうごめいている、というアップを撮っています。

この2つのシーンの対照によって、兵隊たちの怒りが否応なく盛り上がるのがわかります。セリフで「こんなひどい」などと言っても間に合いませんね。

構成はシーンの並べ方だと以前にも申し上げましたが、このモンタージュ論は、構成による間接表現であり、大きな効果を発揮することができるのです。

出典:『月刊シナリオ教室』1993年12月号 「新井一 十則集」/2015年6月号「新井一.com」
次回は6月2日に更新予定です

※セリフで説明せずに映像で表現する技術として「シャレード」もあります。
詳しくはこちらの記事「映像製作者もおさえるべきシャレードという脚本理論」をご確認ください。

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今回の記事をご覧になって「ちょっとシナリオ、書いてみたいな…」と思われたかた、是非お気軽にいらしてください。

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