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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

2017年終わります

ひよっこシナリオブック(東京ニュース通信社刊)

来年に繋ごう

シナリオ・センター代表の小林です。本日で、シナリオ・センターの2017年の授業は終了いたします。
今年1年、シナリオ・センターが無事に47年目を過ごせましたのも、皆様のお蔭と本当に感謝しております。

今年は、1月に藤本講師が、2月にラジオドラマ講座を担当してくださっていた出身ライターの森治美さんを亡くし、シナリオ・センターとしては、始まりから大きな衝撃が走りました。
受け入れるしかないことですが、やはり親しい人をお送りするということは心底つらいことでした。
2月からは、創立47年をシナ(47)リオの年として、47都道府県シナリオコンクール「47行の物語」を行い、各地区出身の先輩ライターの方々に審査委員長を務めていただきました。
柏田道夫さん、あべ美佳さん、寺田敏雄さん、松田裕子さん、吉田玲子さん、山本むつみさん、森下直さん、浜田秀哉さん、いずみ吉紘さん、荒井修子さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。
12月ですべてが出そろいましたので、来年は集まった最優秀作品からトップ作品を選んで授賞式を行いたいと思っております。

さて、来年はいったいどんな年になるのでしょうか。
シナリオ・センター創立48年のテーマは、「視野(48)を大きく広げる」としたいと思います。
またまた語呂合わせですが(笑)、今いちばん大事なことのように思います。
右か左か上か下かというような限られたものしか見ない、聴かないのではなく、大きな視野を持って、色々な人の声を聴くことを心がけることが、人としてまた創作者としての道だと思っています。
来年は、視野を大きく広げて、飛躍の年にしましょう!!

ひよっこシナリオを読んではばたこう

「ひよっこ」のシナリオブック上下巻が出そろいました。
「ひよっこ シナリオブック」上下巻(東京ニュース通信社刊)
4月から10月まで毎朝楽しんできた朝ドラ「ひよっこ」、あの「ひよっこ」の岡田惠和さんのシナリオを読むことができるのです。
シナリオを読んでいると、あの映像が、シーンが目の前にまるでテレビで見ているようにもどってくるから不思議です。
でも、私が一番すごい!と感心してしまったのは、シナリオはもちろんですけれど、ここなんです。
人物関係の表がでていました。
主役のみね子始め矢田部家が8人、矢田部家を取り巻く茨城の人々が10人、そして東京でみね子の周辺の人々が32人(すずふり亭とか乙女寮とか色々)、50人の登場人物がでてくるわけですが、その表に書いてある名前をみているだけで、登場人物全てのキャラクターが甦ってくるのです。
私が、「すごい!」と感心した意味、おわかりかと思います。
50人の登場人物のキャラクターがバッチリと作られているということです。
ドラマは、創られたストーリーではない、登場人物がお話を創っていくのだということがよくわかるシナリオブックです。

笑う門には福来る

シナリオ・センターは明日12月23日(土)から1月8日(月)まで冬休みとなります。
年末年始はお忙しいことと思いますが、新しい年がより充実して過ごせるよう布石を打っておきたいですね。
皆様は、いかがお過ごしの予定ですか?
私は、「歳末&新春特選 コメディ天国It‘s笑Time!」(2017.12.24~2018.2.17)で、歳末新春をすごしてみようかと。
新井一脚本の「極楽島物語」(1957年)「雲の上団五郎一座」(62)「続・雲の上団五郎一座」(63)が上映されます。
東京映画作品はほとんど新井が手を入れているので「喜劇 とんかつ一代」(63)「花嫁さんは世界一」(59)(白黒)「明日の幸福」(55)(白黒)もみたいと思っています。
新井一の作品のみならず、50年も前の喜劇ですが、喜劇とはかくありきと思えるほどの絶品の作品が出そろっているようですので、よろしければお付き合いください。
ラピュタ阿佐ヶ谷 03-3336-5440 http://www.laputa-jp.com
「笑う門には福来る」です。

今年1年、本当にありがとうございました。
佳いお年をお迎えください。

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