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2017.2.25

【実践ライトノベル講座】オーバーラップ文庫大賞を狙え!<満たされない 欲望は物語の燃料>

皆さん、喉から手が出るほど欲しくて欲しくたまらないものはありますか?

恋人? お金? 美貌? 才能? 知識? 地位? 名誉? 権力? 誰かを倒すチカ ラ?


こうやって、自分が欲しくてたまらないものを考えてみる。

そして、シナリオや小説を書くときも、主人公が欲しくてたまらないものを考えてみる


こう考えていくことが大切なんだ!と、「実践ライトノベル講座(全2回)」の第2回目
を受講して、わたくし齋藤、実感しました。

今回のゲストは前回に引き続き、シナリオセンター出身であり、元リンダパブリッシャーズ副編集長兼プロデューサーである峯岸桂子さん。

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オーバーラップ文庫大賞を狙うことを念頭に置きながら、ライトノベル執筆の具体的な
手順やシナリオとライトノベルの共通点や違いなどなど、お話しいただきました。

その中で、印象に残ったフレーズがあります。

それは、

満たされない欲望は物語の燃料になる!


峯岸さんがこのフレーズをどんな流れで仰ったのかというと


【物語は人間の感情でできています。喜怒哀楽……感情といっても色々ありますね。な
かでも、もっとも物語を引っ張っていく人間の感情は何だと思いますか? それは「満たされない欲望(心や身体の飢餓感)」です。例えば、「欲望が満たされないことで、どれだけ惨めで苦しいか」を物語の最初にかくことで、主人公の行動のモチベーションが生まれます。そして、目的へ進むにつれて主人公が変化・葛藤していく。そのドラマが読者を引き込みます。この「満たされない欲望」が大きければ大きいほど、物語のスケールは大きくなり、読者もより引き込まれていく。だから「満たされない欲望」は物語が進む燃料なのです。】

満たされない欲望を物語の最初にかく。
つまり、満たされない欲望を起承転結の「起」の部分でかくということですよね。

『シナリオの基礎技術』にあるように、「起」は「転(テーマ)」の反対のことを考えます。
だから、「起:満たされない欲望」が、「転:満たされていく」ように展開していけばいい!

 

言われてみれば、満たされない欲望によって、人って動き出しますよね。

 

例えば、片思い中の女の子。
「好きな人を振り向かせたい!」という欲望を満たすために、お化粧してみたり、髪型を変えてみたり、ファッション雑誌で研究したり、何かしら行動をおこしますよね。


また例えば、甲子園出場を目指す野球少年。
「甲子園に出たい!」という欲望を満たすために、血の滲むような練習に励んだり、チームメイトとぶつかったり、何かを犠牲にしたり、やはり何かしらの行動をおこします

満たされない欲望が、ほんとに物語の“燃料”になってますよね。


満たされない欲望があると、それを満たそうとして人は行動する。

だから、シナリオや小説をかくとき、満たされない欲望を設定したら、その欲望を満たすために、この主人公はどう動くのか、を考えることが大切!


また、こうも言えます。

満たしたい欲望のために人が動き出すと、障害にぶつかったり、葛藤したりと、よりドラマティックになりますよね。

ということは、

満たされない欲望を設定したら、新井一が提唱した<ドラマとは変化である>のほか、<起承転結><葛藤>などなど、シナリオの技術・発想を活用していけば、「それからどうなるの!」と続きが気になるドラマが作れますよね。

峯岸さんは講座の最後、こう締め括りました。

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【私はとっても楽しくシナリオ・センターに通っていました。そして、自分の作品がコンクールで受賞したことをゼミで報告できた日は、私にとって最良の出来事でした。皆さんはシナリオ技法を学んでいます。その強みをぜひ存分に小説に活かして下さい!】

本当にそうですよね。
シナリオ技法は小説にも使えます。

シナリオ技術・発想と、峯岸さんに教えて頂いたヒントも活かして、コンクールを狙っ
ていきましょう!


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