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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

アナログな一日

シナリオ・センター代表の小林です。
昨日は、PCの不具合で、シナリオ・センター全体の仕事が止まってしまいました。
ですので、ブログも掲載できず、失礼いたしました。

  犬 犬

PCが動かなくなり、ほぼ事務局の仕事が停滞してしまう事態になりました。
これほどの影響があるとは思いもよりませんでした。
ちょうど月謝週間にも重なり、笑顔の事務局の蔭では、ちょっと額には汗。(笑)
通信は、1月6日に、年末年始で貯まった100通以上の作品名や40通以上の新規のお申し込みを入力したにも関わらず消えてしまい、二度手間に。
二人で丸々1日かけて入力したものが露と消えて、泣くにも泣けず・・・。
原稿は書けてもデータに落とせない、メールはできない、保存したものを出すことができない・・・事務局全員途方にくれた次第です。

 つくづく情けないものだと思いました。
PCのなかった時代でも別に滞りなくやっていたのです。
それなのに、私たちの頭の中は、どれだけ退化してしまったのでしょう。
アナログで、自分の頭で、自分の手で書くと脳の活性化にもつながります。

 PCに頼っていると、漢字が書けなくなります。
漢字検定でも受けて、刺激をしなくてはまずいかも。
もしかしたら、漢字検定が人気なのも、PCへの恐れ、物忘れへの恐れからかもしれませんね。(笑)

日本語がヘタになるという説もあります。
日本は縦書き文化なので、脳の動きも縦書き発想らしいのです。
昔の作家のように、万年筆で原稿用紙に書く・・・PCになれた私たちには、意外と新しい発想が生まれたりするかもしれません。


縦書きで書くということ、自分の手で書くということは、なるほどと思えます。
昔から「畳の上の水練」ということをよく言われますが、畳の上で水泳の練習しても泳ぎがうまくならないように、理論だけではダメなわけで、PCも考えてみると畳の上の水練に似ているかも知れません。
PCで打つと感情が少しスポイルされるような気がしませんか。

脳と手が連結して、字というものを形作り、文章にしていく・・・それが水の中で泳ぐことと通じる気がします。
実際に体感すること、これが理論の上に感情を乗せるということではないでしょうか。
ドラマは、感情揺さぶらなければ勝負になりませんから、基礎講座のときを思い出して、たまには原稿用紙に書いてみるのはいかがでしょう。

久しぶりのアナログの時間を、作品を読むことに費やしました。
時間に追われずにゆっくりできた1日でもありました。
「後のつけを考えたら怖い!」とも思いましたが、こんな日もたまにはいい・・・2014年は、「原稿用紙に書く」をテーマにしたいです。 

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