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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

やれること

ブックファーストでの対談(原田ひ香さんと新井一樹)

みんなでインボイス

シナリオ・センター代表の小林です。今日はキーンと冷えている感じがします。
北海道では大雪とか、極端な気候の変化に途惑うばかりです。
気候もですが、下々が戸惑うのは、コンビニでおにぎり一つ盗んだ年寄りが逮捕されることはあっても、何千万という大金を盗んでも議員は逮捕されないということ。
公文書改竄の真実、赤木さんが死ななくてはならなかった理由を知りたいというご遺族の気持ちもむなしく、「尋問の必要性ない、道義的に謝罪すべきでも法的義務はない」という大阪高裁の判決。まともな言い分は敗訴です。
なるほど、安倍派も二階派も強制捜査をされようが、議員の方々が「逮捕されるわけがない」とタカをくくるはずです。この判決一つ見てもまともな言い分は通らないのですから。
モリカケサクラなど等、こうして、今までみ~んな逃げ切ってきたのですものね。
公文書改ざんなんて悪いことじゃないんですよねぇ~。裏金隠し、二重帳簿まったくOK、キックバックは文化だもん。
本当にムカツク!だったら庶民泣かせのインボイス制度なんて、やるんじゃないよ!と叫びたい。叫んでいるけど。(笑)
一円たりとも見逃さず、請求書・領収書はデータ化してすべてをお上が見張ろうとしているのです。
自分たちが抜け道を作っているからって、誰もがやるわけじゃない。寧ろ少ない。
アナログで商売したらいけませんか。何がダメなんですか。
いやいや、こちらも適当に勝手にさせていただきますよ、お上が見本だもの。
しかるべきタイミングなんて言って逃げ切ろうとするのも、信頼回復のための新たな枠組みを立ち上げるなどの嘘も、もう見破られています。
枠組みうんじゃらじゃないんです。やってはいけないことをきちんと理解してください。
お上が、下々と同じことをちゃんと普通にやればいいだけのことです。
やってはいけないことはやらないという常識を身につけた人だけが議員になってください。
議員特権なんて、まったく不要です。

創作の醍醐味

昨日、ブックファーストで、出身作家原田ひ香さんとセンターの新井一樹が「シナリオ・センター方式物語のつくり方」を通して対談をさせていただきました。
新井はすごく緊張したらしいのですが、原田さんから、編集者さんも「今までテーマ、モチーフなどをちゃんと教えてもらっていなかったのでよかった」と言ってくださったというお話を伺って、ほっとしました。
実際にお仕事をされている方にもお役に立てる本でありたいと思っていましたから。

創作というものは、色々な人が読んだり見たりしてもらうことで、自分の想いや考えを伝えていける手段だと思います。
原田さんの著書が、来年5作品が翻訳されるそうです。
原田さんは「体制の違う国の人たちが、自分の小説をどんなふうに読んでくれるのか、楽しみです。」と仰っていましたが、本当に大事なことで、様々な人々に伝えられることができるのが創作の醍醐味だと思います。原田さんの小説は、どんどん世界中に広がっていくことでしょう。
それで戦争が止められるとは言いませんが、作者が大事していること、魅力的なことは、どんなに体制が違おうと伝わると思うのです。

出身ライター山浦雅大さん脚本の映画「あの花が咲く丘で君とまた会えたら」が上映中です。
ベストセラー小説が原作ですが、1945年にタイムスリップした現在の女子高校生と特攻隊の青年との美しくも悲しいラブストーリーです。
冬という珍しい公開時ですが、2週にわたってランキング、営業実績1位と聞いてびっくりしました。
悲しい思いをされている人々が実際に増え、現に戦争をしている国があるからこそ、特攻隊の青年との悲恋は、戦争を知らない方々に感じていただけているのでしょうか。
今だからこそ上映することが大事なのかもしれません。
身近な人が戦争に駆り出されて死んでいく時代がもう二度と来ないように、二度と同じ間違いを繰り返さないように、戦争の空しさを誰もが感じてくれるように。

創作は、様々な想いをのせることがでます。
山浦さんの映画が日本の若い方へ、原田ひ香さんの小説が体制の違う国の方々へ、きっと何かをもたらしてくれることでしょう。
創作のすごさを感じます。

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