menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

できること

新井一は語りき

生きる

シナリオ・センター代表の小林です。今日で11月が終わるってことは、明日は12月。きっと明日も書きたくなるのだろうけれど、なんだか信じられないのですよね、冬だということが。
初冬って言葉が好きでした。でも、それは晩秋があっての初冬で、日本の四季を表す言葉って、やっぱり体や心で感じてこそだと思っています。

寒暖差による体調不良の方が多くなっています。
寒暖差アレルギー、寒暖差蕁麻疹、寒暖差咳、寒暖差眩暈、寒暖差頭痛、寒暖差疲労などなど・・・。
コロナだって全く終息したわけでもなく、インフルエンザも猛威を奮っているし、その上寒暖差からくる病って、今年はどこまでも泣かされます。
何とか後1カ月乗り切って、来年はいい年にしたいですね。

昨夜100歳以上の方を紹介した番組で、ギネスにも登録された毎日仕事して、お休みの時は専門書を読まれていらっしゃる101歳の現役薬剤師の女性と年中無休で洋品店をされている女性を拝見しました。
驚くほどお元気でしっかりされていて、とても101歳とは見えないのです、おふたりとも。
なぜここまで元気に長生きできるのかという検証をする番組だったようですが、結局よく食べよく寝てよく働くことに尽きるみたいでした。
「よく食べよく寝てよく働く」には、どうしたらできるのかということを知りたかったけど、そこまではわからなかったのが残念。
すごい人がいるものだとただただ感心するばかりで「人の振り見て我が振り直せ」、よく食べる以外できていない私、そんな言葉もチラッと頭をかすめましたが。
少なくとも自分で限界を作らないことだと思いました。果敢に物事に向かっていく姿勢を崩してはいけないようです。
そうか~。まずは今年の残り1カ月、充実した日々を送れるよう頑張ろう。へへ・・・。(笑)

人間

昨今「AI」について、ゼミでも色々論議されたりしているようです。時代はどんどん変わってきているのですね。
私には、AIを使うとどういうものができるのか、よくわかりませんが、少なくとも「人間を描く」ドラマは、AIに描けないのでないかと思っています。
いくつかのパターンを使ってストーリーは作れると思います。
ですが、ドラマはストーリーではなく、登場人物のキャラクターが、感情が、ドラマを動かしていくのですから、そこは無理なのではないかと思います。
人間という不可解な生き物の感情をAIが理解できるとしたら、それはそれで怖いですが。

プロの脚本家の著作権団体でもある日本脚本家連盟と日本シナリオ作家協会では、11月3日、対話型人工知能(AI)のチャットGPTに代表される生成AIについての共同声明を発表しました。
「AIが生成するものは単なる素材の一つにしか過ぎず、脚本家の代わりになり得るものではないと確信している。
映画やテレビなどの制作現場で生成AIを利用する際は、利用した事実を明示するなど透明性を確保することを業界関係者に促し、脚本家に対して生成AIの利用を強要しないこと」を求めています。

シナリオ・センターは「何を描くか」は作者の心の中から生まれるものなので、大事に育むことができるよう「どう描くか」という技術のみに特化してお教えしているのですが、そこもAIにとってかわられる日が来るのでしょうか。
文明が究極の発達を遂げると、いつかどこかで人間を破壊するのではないかとSFまがいに考えてしまします。
マイナンバーもそうですが、デジタル化が進めば進むほど、人間の心を大切にしないといけないのではと思う初冬の夕べです。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ