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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人間

台本 上映中の「消せない記憶」(園田新脚本・監督)

chatGPT

シナリオ・センター代表の小林です。黄砂がすごいそうです。
黄砂が飛来すると、洗濯物、車など外に置いてあるものが汚れるだけでなく、アレルギー症状や気管支喘息などの呼吸器疾患、脳梗塞や心筋梗塞など循環器疾患が悪化するのだそうです。
気流の上下に、黄砂にとここのところ気候の変化が激しい・・・道理で体調を崩されていらっしゃる方が多いと。
くれぐれもお気をつけください。

今、chatGPTが話題です。
友達が、ある映画の結末の意味を教えてと質問したら、すごいきちんとした答えが返って来て(私も読ませてもらったのですが)、応えているのは誰?とびっくり。
すごい機能ができたものだとは思いますが、世界各国では危険だという声も多く出ています。
イタリアでは個人情報保護法に違反する可能性があると使用禁止に、ヨーロッパ各国もそれに追従するとか。
まだまだことの良いし悪しがはっきりしていない時に、日本では、国会で経済産業相が、AIで国会答弁を作成する可能性を示唆しました。
どうもこの国のお上は、大の新しもの好き(笑)のようで、原発もそうですが、なんでもろくに検証もせずに取り入れる癖があるみたいです。
後々困らないように、しっかりとそれでいいのか、安全性などちゃんと調べて事に臨んでほしいのですが。ツケが回わってくるのはいつも下々なのですから
AIは人類を滅ぼすか、繁栄させるか・・・まだまだわかりません。
ただ少なくとも人間の頭と心を奪われないように使いこなさないといけないですよね。
「自分で想い、考え、伝える」ゼッタイに人間がやらなくてはいけないことです。

シナリオ

23日日曜日は、148期シナリオ作家養成講座の説明会です。
AIに決して踏み込めない仕事は、「改善・創造・交渉」なのだそうです。
創造、創作の世界は、踏む混めないんですよ、いくら分析してもね。
そりゃあそうですよ、だって、創作は人間の心が生むものですから。
そんな創作も、やみくもに創ればいいってもんでもありません。
特にシナリオには、文章とは違った、映像が見えるように描くためのやり方があります。
音楽に五線譜が必要なように、五線譜に乗せることで音符が奏でるように。

とはいえ、シナリオは難しくない。日常と一緒なんです。
心の中、目的や状況、人物関係は日常生活でもわかりませんね。
「アイツ、何考えてんだろう?」「あの人、あんな人が好きなのかしら?」なんで怖い顔しているの?(心理描写)急に席立って出ていったけど、どこへ行ったの?(目的)、すごく慌てているけどどうしたの(状況)、彼女が「おじさーん」とよびかけているおじさんとの関係は?叔父さん、伯父さん、近所のおじさん、八百屋のおじさん?(人物関係)
って、わからないこといっぱいありますよね、日常でも。
でも、映画やドラマでは、観ているとわかる。
それはわかるように創っているからなんです。
そんな描き方をしっかりお教えするのが、シナリオ作家養成講座です。
コロナになって、シナリオ・センターはオンライン化したので、通学だけでなく、遠方の方、海外の方だってご一緒に受講していただけます。
AIなんかに負けないように、想像力を広げ、創造しましょう。

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