menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

やるきゃない

東京會舘100年の物語

堪忍袋

シナリオ・センター代表の小林です。8月もあとわずか、暑い夏が終わろうとしています。それなのに、下々のはらわたはますます煮えくり返るばかりです。
ガソリン代が185,6円と過去最高の値段になったそうです。電気・ガスも値上がりし、物価は上がる一方。
7月に3600品目、8月には乳製品など1000品目が値上げされたそうです。
10月からまたまた電気料が大幅値上げとか、電気が上がれば、またまたあらゆるものが値上げ攻勢をかけてくるでしょう。
「このくらいの値上げは歯牙にもかけない!」という人だけが生き残ればいいと思っているとしか思えません、お上は。
補助金を出されても、下々に還元は程遠い。中抜けされ、大企業が困らないだけだし、勝手に税金を使うなといいたいです。
税金を使うなら、税金を安くすれば、直接下々にも還元されると思うのですが、ダメなんでしょうか。あ、下々に直接還元しても、お上の懐に戻ってきませんものね。無理ですね、ゼッタイ。
しかも、通勤手当や保険の免税幅を下げるとか、扶養控除をなくすとか減らすとか、与党は考えているらしい。
その発想の源は搾取しやすいところから、反対の声を上げても困らないところからとればいいということなのでしょうね。
やくざとおなじやん!
そろそろ、日本人の堪忍袋も切れてもいいように思います。
いや、切りましょう、思い切って。お上に下々こそが国を支えていることをわからせないと。

東京會舘

東京會舘から、「東京會舘100年の物語」というめちゃくちゃ重い立派な冊子をいただきました。
東京會舘さんとは、かれこれ30年のおつきあいになります。
といっても5年1回創立パーティーをやらせていただく、たまになにかの家族の催しごとに使わせていただく程度のお付き合いなのですが。
東京會舘は、皇室の方々もご利用され、多くの大企業が株主総会や創立パーティーなどを行うことでも格式の高いところとして有名ですし、東宝との関連もあり、新井一が東宝の社員であった頃から存じてはいました。

まさかシナリオ・センターの創立パーティーを東京會舘でこんなに長くやれるなどとは思ってもいませんでした。
20周年の時からですから、再来年の55周年で30年過ぎますね。
私にとっては、格式云々ではなく、なんといっても「芥川賞・直木賞」の発表、授賞式会場と同じ会場で行えることがステイタス。
多くの受賞者がこの場所で、喜びをかみしめたのかと思うと、いつか「シナリオS1グランプリ」が、シナリオ界の大きな賞になって・・・なんて夢想してしまいます。
この冊子の中で、芥川賞・直木賞を受賞された宮城谷昌光さん、山本一力さん、吉田修一さん、綿矢りささん、辻村深月さんが「わたしのなかの東京會舘」という特別寄稿をされています。
辻村深月さんは、新人作家の頃東京會舘で結婚式を挙げられ、その時に東京會舘のスタッフに「次は直木賞の時に戻ってきますね」と言ったら、スタッフ一同「お帰りをお待ちしています」と言ってくれ、その5年後受賞、「お待ちしていました。おかえりなさい」と祝ってくれたエピソードを書かれていました。「わたしと東京會舘」という本も出されており、どれだけお好きなのでしょうね。

東京會舘の素晴らしいところは、5年に1回しかお付き合いがないこんなちっぽけなシナリオ・センターにも変わらず接してくれる、まさに接客業の鏡のような接客の仕方です。
私たちも学ばねばといつも思います。

今年は7月に所長の後藤千津子のお別れ会をさせていただきました。
うるさいほどの私の注文も根気良く付き合ってくださって、後藤を送るのにふさわしい会となりました。
次は、創立55周年、50周年がコロナで流れただけに2025年には素敵な会をと思っています。
そして、なんといても、いつかきっと、芥川賞・直木賞と並び称されるような「シナリオ賞の授賞式」ができるよう、みんなで頑張っていきたいです。
夢は見ないと実現しませんから。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ