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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

どんなときも

第44回シナリオS1グランプリ授賞式

対立

シナリオ・センター代表の小林です。昨日は、咳がひどくちょっと休みさせていただきました。
コロナがまた流行ってきたというので心配しましたが今はやりの風邪で、ほっとはしていますが、マスクをちょっと外すとこういうことかとしみじみ思いました。

ところが、風邪でもマスクはマストだと思っているのに、コロナが蔓延していた学校で、マスクの着用は自由とお上のご通達があるので、マスクをしなさいと言えないという悩みが・・・という記事を見て、思わずバカなの?と。(失礼!)
そんなの学校の判断で「今、学校でコロナが増えてきました。うつさない、うつらないようにマスクをしましょう」と言えばいいだけではないですか。
せめてもの防御がマスクなのですから、教育委員会だってお上だって、「ダメ!」というほどおかしくはないでしょうに。咎める方がおかしいでしょ。
最近、こういう判断ができない人が増えています。
コミュニケーションの取り方がわからなくなったとか、お上の御威光が強くなっているせいなのかどうかはわかりませんが、何を怯えているのでしょう。
一番ダメなのはマスコミ。マスコミの使命、根本を忘れて、目先の判断で、お上からの情報だけを垂れ流すのはもうやめた方がいい。
歴史を学んでいるなら、今やっていることが大本営発表と同じだと言うことを感じるべきだし、感じていないとしたらジャーナリスト失格ではないかと思います。
こんな混迷している社会では、むしろ声をあげる、反対意見をきちんと述べる方が大事なのです。意見の対立は悪いことではないのです。
正義と正義のぶつかり合いこそが、ドラマだっていい対立を生むし、いい結果が生まれるのですから。

無敵の技を

今日は、シナリオS1グランプリの授賞式と公開講座です。
今回もグランプリが出ずちょっと残念ですが、こればかりは仕方がありません。
政治の世界と違って、創作はコネの利かない世界ですからね、実力一本で勝負です。
とはいえ、創作には正解はないのだから、思い切ってグランプリにすればいいのに、もっと褒めてあげればいいのにと思われる方もおいででしょう。
「褒めて育てよ」がシナリオ・センターのモットーでもありますしね。
過日、橋本忍さんのおはなしを、この表参道シナリオ日記に書かせていただきましたが、橋本さんの言葉、おぼえていらっしゃるでしょうか。
「脚本で飯を食っていくならどんなに高い壁も乗り越えなきゃ、そのために技術というものがあるんだ」
この技術をシナリオ・センターは見ていきます。だから、シナリオS1グランプリは厳しい。
なぜなら、プロとして活躍するにはこの「技術」をもっているかどうかだからです。
もちろんいいところは褒めますよ。でも、もっとうまくなって欲しい方を甘やかしません。もっともっと上に上がれると思うからです。うまくなると信じているからです。
シナリオ・センターのシナリオS1グランプリ、このコンクールは賞金も少ない、放映も決まっていない賞ですが、受賞者の将来は見据えています。どこよりも誰よりも。
シナリオ・センターが、常にお教えしていることは「技術」。
だからこそ、改変期ごとのドラマの6割以上を出身ライターの方々が活躍されているのです。
「技術」がきちんと腕についていれば、無敵ですからね。
あなたの明日は「技術」の習得にかかっているのです。

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