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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

変化

未来のムスコ(集英社刊)

服装

シナリオ・センター代表の小林です。今の時期って、ホントにみんなそれぞれのカッコをしていて、いいなぁと思います。Tシャツの人もいれば、ダウン着ている人もいる、混然一体となっている感じがとても好きです。
昔は、衣替えの夏冬の切り替えはとっても大事なことでした。学生などは暑いのの詰襟ピシッ!していましたし、綿・麻とウールの切り替えができていないと馬鹿にされたりしました。
四季がはっきりしていたからでしょうか。ひとたび衣替えしたら、どんな気候でも季節のカッコをしなくてはならないほどの感じでした。
着物は「単衣(ひとえ)」と「合わせ(あわせ)」に変えるというくらいはっきりしていましたし・・・。
でも、今はどんなカッコしていても、その人となりでOKという感じです。
ラフなスタイルが増えて、足元もスニーカーが主流だし、コロナが拍車をかけたのか背広にネクタイも減ってきているし。
それでも、まだまだ頭の固い学校は、寒いのにタイツを履いてはいけないとか、暑いのにシャツ姿ではだめとかあるらしいですが、健康を害しますし、無意味だと思うのですが。
もちろん、ドレスコードは人との交流の上で必要ではあるのですが、温暖化の今、どんどん緩くなってくるのは仕方がない気がします。
でも、四季があることで、折々のカッコを楽しめるって、素敵なことだと思いませんか。
ドラマでは、時間経過もうまく作れますしね、やっぱり大事です。

未来のムスコ

出身ライターの阿相クミコさんが漫画原作を手掛けられました。
阿相クミコさんは、大ヒット作「マルモのおきて」や「ワカコ酒」などを多くのドラマを手掛けていらっしゃる売れっ子のシナリオライターですが、漫画原作を担当した連載中のコミックの第1巻が出ました。
「未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた~」(集英社/ヤンジャンアプリにて連載中)

恋人もいない小さな劇団で下積みの女優をやっている汐川未来28歳。
将来も見えず、毎日バイトをしても困窮生活。恋人もいず、ひとり家飲みのレモンサワーに生レモンを使うことが唯一の贅沢。
そんなアラサー貧困女子の前に、雷の夜突然、未来のムスコだという颯太が現れる。
2034年からタイムスリップしてきたムスコを育てることができるのか、未来に送り返すことはできるのか、はたまた父親はいったい誰なのか?
そんな謎のシングルマザー生活が否応もなく始まって・・・。

とてつもない発想の漫画ですが、ものすごく心揺さぶられます。
それは、富山弁「だんない だんない」(大丈夫)を口癖にする明るく純粋で一生懸命の未来のキャラクターがとても魅力的だからです。10年後から来たムスコ颯太を、びっくりしながらも自然と認めてしまう未来が颯太に挨拶を教える、颯太が行方不明になって慌てる・・・母親の愛情が芽生えてくる姿にジーンとさせられます。
そして、お肉を食べさせたいと生レモンを諦める未来、それを見ている颯太の二人、小道具として生レモンを使って、二人の愛情表現を見せるところはさすがです。
実写と違って、顔やしぐさなどの表現は難しい漫画、だからこそ、未来のハイテクウオッチなどの小道具や「ママはちゃんとしたママになるからね、だんない」などセリフが決め手となります。
阿相さんの見せ方のうまさは漫画原作で光っています。

2034年からきた4歳の颯太がどのようになっていくのか、未来がどのように母親として育っていくのか、果たして颯太の父親は誰なのか、どんどん読みたくなります。

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