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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

あ~、未来は

小学校にて、シナリオ授業

信じられる>

シナリオ・センター代表の小林です。今日も暑いですが、明日から全国的に酷暑だという予報が出ています。
でも、お上は節電を呼びかけるだけ。
節電ポイントなど渡して、乗りきろうとする甘さに腹立たしくなります。
この国のお上は根本のところを、具体的なことを何ひとつ手を付けないで、付け焼刃的なその場しのぎばかりを考えます。どういう思考をしているのでしょう。余計、暑苦しくなりそうです。

NHK職員がタクシー代不正請求というニュースが出ていました。
不正請求はいけませんが、もっといけないのは、他人のお金(税金)が、16兆円も不明になっているのに、大騒ぎしないマスコミではないでしょうか。
おにぎり1個盗んだ老人とかの方が罪は重いのでしょうか、ニュース性があるのでしょうか。
最近のマスコミの価値観(?)全くわかりません。
攻撃や批判は、上に向かってするものです。

変わる?

少し、明かりが見える気がしました。子どもたちに。
今日、文部科学省の小中学校の学習指導要領を創っていらっしゃる官僚の方のお話をお聞きしました。
過日、経産省の方からGIGAスクール構想を文科省と経産省がタッグを組んで新しい教育づくりを目指しているとお聞きしましたが、学習指導要領は大きく変わるようです。
・新しい価値観を持つ・批判的に考える・想像して表現する・他者とつながる・他者と対話する力(共感・自己理解)
学習指導要領は、この5つができる子どもに育てていきたいそうです。
早く現場(学校)を古い思い込みから解き放って、新たな構想に対応できるようにしてほしいですね。

世界から見ても、日本の子どもの自己肯定感はひどく、自己肯定できる子は15%、できない子は70%という悲しい数字になるのだそうです。
まあ、確かに、些細な日常的なことでも、親も先生も子どもに対する声かけって、基本、否定的ですよね。
お子様がいらっしゃる方、ちょっと思い出してみてください。
今日はどんな声かけをしましたか。1日1回、褒めていますか。
たぶん、まずできていないと思います。(笑)
私も子育て時はそうでした。
「なんていい子なんだろう」と自分の子どもを見ていたことはなく、一日中「早く」「早く」「なんでできないの」と急き立てていた気がします。

小学校でシナリオの授業をさせていただくと、必ず先生に驚かれます。
なんで子どもたちが積極的に手を上げ、シナリオを書くのか、こんな楽しそうに授業を受けている子どもたちを見たことがないと。
当然です。私たちは、否定をしないから、肯定しかしないから。褒めるところしか見つけないから。
いつも申し上げているように、創作には、いや物事にはすべて正解がありません。
だから、怒ろうと思ったらいくらでも怒れるし、褒めようと思ったらいくらでも褒めることができるのです。
でも、学校って褒めてくれる場所というイメージはなく、怒られるところというイメージの方が圧倒的に強いですよね、事実そうだと思います。
しつけをしなくちゃ、教えなくちゃという思いが強いような気がします。
「落ち着きがない」だとか「漢字が書けない」だとか「静かにできない」だとか「できないできないできない・・・ないないないない・・・」と否定されたら、誰だって肯定感など持てるはずがありません。
子どもたちの力を出せるようにする…今後、学校は変わっていくと文科省の方は仰っていました。そうであって欲しいです。

昨日から、子どものための「考える部屋」第2期が始まりました。あまりの元気な子供たちに、1期生とはまた違った雰囲気に、講師の方が圧倒されて押されまくっていました。(笑) 
いいよね、大人をタジタジにさせて下さい。どんどん好きにシナリオを書いてください。
少しでも、シナリオで子どもたちのお手伝いができたらと思っています。

来週月曜日火曜日は、「表参道シナリオ日記」はお休みさせていただきます。ちょっと気晴らしにいってきま~す。

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