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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

伝える

2018年の大雪

10日について

シナリオ・センター代表の小林です。今回のコロナは、保育園、幼稚園、小学校などの休園休校が相次ぎ、困っている保護者の声があちらこちらから届きます。
うちのスタッフも保育園の休園に翻弄されていますが、仕方がないとはいえ、なんとかならないものでしょうか。
それにしても、この2年のコロナ対策に災害対策をみても、日本の危機管理のなさは度を越しているように思います。情けない。

明日10日明け方から11日明け方にかけて広い範囲で雪や雨が降り、大雪となるところがあると、早いうちから言われてきました。
東京23区でも、予想より気温が低くなった場合には、警報級の大雪となる恐れがあるとの気象庁からの注意が出ました。

シナリオ・センターは、皆様の安全を考えて、144期シナリオ作家養成講座は、休講・順延とさせていただきます。
申し訳ありませんが、1週延びることになります。
ゼミナールは、WEBゼミで行っておりますので、通常通り授業はいたしますが、シナリオ・センターは休館とさせていただきます。教室は開いておりませんので、ご了承ください。
1月6日の雪状況に近いといわれていますので、この間のようにあっちこっちで、すってんころりんが怖いです。
受講生の皆さんも講師もスタッフも誰もが危ないので、全員危険回避をさせていただきます。
もし、大雪にならなかったら、みんなで「よかった!」と笑顔で喜び合いましょう。
「感染しない・感染させない」のコロナ対策と一緒で、危険回避には常に万全を期していたいのがシナリオ・センターです。
よろしくご容赦くださいませ。

情報

明日の天気は、本当にどうなるのかなぁと思いながら、ペラペラめくっていた企業冊子に気象予報士の天達武史さん(「めざまし8」CX系で気象防災キャスター)のインタビューが載っていました。
天達さんが、気象予報士をめざしたのは、三浦半島のリゾート地のお店でバイトリーダーをしていた時。「雨の日は集客が7割減るんです。食材を発注する際に、足が速い野菜などは注文数を間違えると無駄になってしまうんです。自分で天気が予測できたら便利だろうな」というのがきっかけなのだそうです。
気象予報士の仕事は「情報を伝えること」
天達さんが「めざまし8」で人気を博しているのは、その伝え方にこだわりと工夫があるからのようです。
・情報は「正確に速く」
気象や防災の情報は、正確性と速さがカギを握ります。
被害を最小限に抑えるため、最悪のケースを伝えます。
・目線は常に素人で
専門的な情報を10伝えても、相手に届きません。
常に素人目線で、情報を引き算して伝えるようにしています。
・伝えることの根幹は「共感」
驚いたり、面白がったり、こうした感情で情報を受け取ってほしい。
どう「共感してもらうか」を考えています。

何故、天達さんの仕事の心得を書いたかというと、大雪情報のこともありますが、まさにシナリオと同じだと思ったからです。
伝えるというのは、常に相手のことを考えることで、初めてどう伝えればいいのかがわかるのです。
そうするとおのずと伝わっていき、共感が呼べるのです。
今のお上やマスコミは、そこが足りません。伝えたい気持ちがありません。考えていません。誰に届けるのかを全く無視しています。
それは、伝えたいと思う心がないからだと思います。
シナリオは心を込めて描きましょう。

過去記事一覧

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