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文章を書くことにストレスを感じたら/読んでもらう人を決める

文章を書くことにストレスを感じたら/読んでもらう人を決める

文章を書くことにストレスを感じるのは、うまく書こうとしてしまうから、というのも理由のひとつにあるのでは?いったんそれをやめて、まずは、その文章を読んでもらう人を決めてみてください。シナリオや小説などジャンルに関わらず、文章を書くときは、今回、新井一がお伝えする “意識”が大切になりますよ。

シナリオ・センター創設者・新井一は、『シナリオの基礎技術』『シナリオの技術』などシナリオの書き方に関する書籍をいくつも執筆しています。また、『月刊シナリオ教室』でも連載ページをもち、シナリオの技術を解説していました。その記事は、いま読んでも全く色褪せていません。

そこで、当時の記事を皆さんにご紹介。「シナリオってどう書くの?」という初心者の方も、「一度学んだけど、忘れちゃった…」という方も、これを読めばシナリオ作りが一層はかどります!

見た気がしないのは?

皆さんの作品はとても上手くなってきましたが、いま一つ突き抜けません。何がその壁になっているのでしょうか。

皆さんに足りないところは3つ。
1つは今日性の不足。
2つ目は奇抜なアイディアがないこと。
3つ目は語り口()としての面白さに欠けていること。

これら指摘されたところは、だんだんと矯正されてきましたが、それでも何か足りないと思うのは一体なぜでしょうか。人物紹介もうまく、話もよくわかるのですが、お客として見た場合に「見た」という気がしない、水っぽいのです。

常に相手を意識する

私たちの大半が面白い、と感じるのは、多くの大衆を相手にした作品に触れたときです。例にとると落語、誰でも面白く感じます。なぜでしょうか。演者(作者)は原稿用紙ではなく生きたお客さんを相手に、そのお客さんがどういう反応を示すかを、常に感じながら演じて定着させたものだからです。

大学教授でも、論文を書く前に必ず教室で学生に話を聴かせてから、という人もいます。つまり、生きた相手がいるということなのです。プロライターだとプロデューサーや監督さん、俳優さんなどの反応を、イヤでも聞かなければなりません。これで読む人との接点が出来るのです。

実はこれが大切なのです。これがないと、ちゃんと出来てはいるのですが、見た気がしないという現象になります。常に相手を意識する必要があるのです。ところがアマチュアの私たちにはそれがなく、いたとしてもせいぜい恋人か仲間か友達です。アマチュアだとごちゃごちゃと言ってしまったり、あるいはただただ罵倒して、意気喪失させるのが関の山です。

ではどうすればいいのでしょう。シナリオを書くときは、プロデューサーなり監督なり俳優さんと向かい合っているつもりで書くのです。俳優さんはただセリフを言って、ストーリーやキャラクターを説明するだけの役は嫌がります。役が立つ、と言いますが、ウケる芝居をしたいものなのです。

そんなことも考えながら書くことが、相手と向かい合って書く、ということであり、生きたドラマになるのです。

「語り口」については代表・小林のこちらのブログをご覧ください。
▼「切り口と語り口」

出典:『月刊シナリオ教室』1994年1月号「受講生に送るメッセージ」より/2017年10月号「新井一.com」
次回2月8日に更新予定です

「シナリオは、だれでもうまくなれます」

「基礎さえしっかりしていれば、いま書いているライターぐらいには到達することは可能です」と、新井一は言っています。“最初の一歩”として、各講座に向けた体験ワークショップもオススメです。

※シナリオ作家養成講座とシナリオ8週間講座は、オンライン受講も可能です。
詳しくは講座のページへ

シナリオ作家養成講座(6ヶ月)

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