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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

切り口と語り口

プロとアマの違い

シナリオ・センター代表の小林です。シナリオ・センターはシナリオの知識ではなく、技術を教えるところです。
頭の中で考えていても、実際やってみないと、本当にできたかどうかはわからないものです。

最近、プロとアマの違いとはなんだろうと、しきりと考えてしまいます。
将棋では14歳の中学3年生が大暴れ、小説でも「すばる新人賞」に16歳の高校2年生が・・・大人顔負けというより、完全に負けてしまったわけですが(笑)。
ふつうの中学生、高校生とどう違うのでしょう。たぶん、おふたりとも発想が違うのでしょうね。
では、発想ってなんなのでしょう。なんだかスパイラルに入ってきそうです。(笑)

桃太郎かかぐや姫か

シナリオの発想について、新井一は「切り口」と「語り口」を考えるという話をしています。
プロとアマと差別をしても、実は発想はという点においては大差ないのです。
問題は、同じ発想から出たテーマをどう作り上げていくかで、プロとアマの差が歴然と出てくると言っています。

新井は、ストーリーは、話の原型は20~25パターンくらいしかないと言っています。
「七人の侍」や「ミッションインポッシブル」は「桃太郎」ですし、必殺シリーズは「カチカチ山」、スピルバーグの「ET」は「かぐや姫」です。
パターンを考えれば、ストーリーを作るということはさほどの発想力はいりません。
「置き換えの発想」こそが、ストーリーを作る発想なのですが、ただ置き換えればいいというものではないところがポイント。
何よりも大事なのは、どこからみるか、どこをとりあげるか、いわば「切り口」、作者の視点が、面白いねと人を魅了する発想となるのです。

ですが、視点だけでも足りません。
その上で、どう表現するかが一番の問題となります。
ディテール、いわば「語り口」ですね。
この「切り口」と『語り口』がそろえば、アマでもプロを凌ぐことはできるのです。

角度

発想は、いかに人と違ったことを考えるかですが、いつも奇抜なこと、斬新なことを考えるだけではなく、人と違った角度から見ると、そこから新たなる発想やアイデアが浮かんでくるものなのです。
藤井君を代表する若い人たちは、大人の凝り固まった一方的な見方ではなく、なにげにちょっと違った角度から覗く力を持っているような気がします。
みんなと同じ方向をみていると頭が固くなり、どっかの政党、内閣になります。(笑)
人と違った角度からみてみることが柔軟な頭を作ってくれるのです。
「~ねばならぬ」ことからの脱却が、シナリオ界の藤井君、青羽君になれるのです。

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