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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

桜咲くは、いい知らせ

朝ドラ「エール」(NHK)広報写真

シナリオ・センター代表の小林です。今日の東京は寒くって、桜もキュッと縮こまっているかもしれませんね。週末あたりが満開で、お花見には最高ですねなどと、去年までは言えたけど、今年は・・・。
それでも、何が起ころうとどんな状況だろうと、桜はきれいです。今年の桜はいつも以上に心に沁みます。

最近、怒っていらっしゃる方がとても多くなっています。
打ち合わせの席でも、まずどなたかが今の状況への不安だったり、政府の対応の悪さだったり、経済破綻、これからのマイナス将来の話だったりの口火を切ると、みんなが言い出して、どんどん怒りがエスカレートして、本筋の打ち合わせまでに時間がかかるという傾向があります。悲しいことです。(笑)
一番のストレスは、何にも決まらない、わからない状態ということでしょうか。
先が見えないと、今後の事が考えにくいですからね。
それでも、できる限りのいくつか方策を考えておく、手を打っておくことが肝要なのではないかと思います。
逆手をとって考えるという方法もあります。新井がいつも言っているアベコベ法はいかがでしょう。
東京オリンピックのように、世界中がコロナに侵され、原因もつかめず、ワクチンもできていないのに、完全な形でとか延期はありえないとか、どう考えてもあり得ないことばかり言って、何をモタモタ決断してこなかったのか、私には理解の範疇を超えます。。
何よりも先手必勝で、メンツを捨てて、少しでもマイナスを減らすためにはなにをすべきかを考える、遅くなればなるほど傷は深くなると思うのですが。
みんなで、マイナス方向ばかり考えずに、ベクトルをプラスの方向へ持っていける策を考えていきたいと思います。
世界中の英知を使いましょうよ。

朝ドラ

今週で朝ドラの「スカーレット」(NHK)は終わります。
ドラマ誌4月号が「スカーレット」のシナリオを掲載しているのですが、とても売れ行きが良いのだそうです。うれしいことですね。
次の朝ドラは、4月朝ドラですが、来週の月曜日3月30日から始まります。(笑)
そう、この4月の朝ドラ「エール」は、なんとなんと出身ライターの清水友佳子さんと嶋田うれ葉さんのおふたりで脚本を担当されています。
作曲家の古関裕而さんご夫婦のお話のようですが、お二人で執筆、しかもセンター出身同士というのがびっくりです。
ウツウツする今の気分をぶっ飛ばしてくれそうな勢いのある明るい雰囲気のお話のようなので、目覚めの良い朝を迎えられそうですよ。
目覚めよければすべてよし、一日いい気分で過ごせます。お楽しみに。

NHKの朝ドラって、今回で102本目なのだそうです。1961年から始まっているというのですからすごい。
シナリオ・センター出身の方は、どのくらい描いているのかなぁと思って、ちょっと調べてみたら、16本も書いています。
トップは、秋田佐知子さんの「虹を織る」(1980年)でした。
センターは、1970年創立、わずか10年後に朝ドラを描ける脚本家を輩出していたのですね。改めて驚きます。
「澪つくし」ジェームス三木さん、「ひらり」内館牧子さん、「あぐり」清水有生さん、「すずらん」清水有生さん、「私の青空」内館牧子さん、「ちゅらさん」岡田恵和さん、「ほんまもん」西荻弓絵さん、「こころ」青柳裕美子さん、「ファイト」橋部敦子さん、「ゲゲゲの女房」山本むつみさん、「てっぱん」寺田敏雄さん、関えり香さん、「おひさま」岡田恵和さん、「ごちそうさん」森下佳子さん、「ひよっこ」岡田恵和さん、「エール」清水友佳子さん、嶋田うれ葉さん。
朝ドラだけでも、こんなに皆さんが活躍されています。
さあ、50周年を迎えたシナリオ・センター、次の50年に向けて、より一層多くの方にシナリオの技術を伝えて、たくさんの出身ライターを輩出し、バンバン活躍していただきましょう。

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