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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

プラス思考

きっと春は来る

描くしかない

シナリオ・センター代表の小林です。パっと気分が華やかになるとか気持ちが温かくなるようなことがないものでしょうか。
わけのわからない状態で、信用できない情報ばかりが流れると、近々一億総うつ状態になりそうですね。
少なくとも非常緊急事態宣言を出す特例法はいらないと思います。今だって鶴の一声で99%休校になっているわけですし、要請を強制にしなくてもみんな言うこと聞いていますし。それもおかしな話だけれど・・・。
それよりいち早く無法な議員たちをやめさせて、その上前(給与)を貧困にあえいでいる人たちに回してほしい。何もしなくても、大枚をもらえるなんて、しかも私たちの血税からなんて、絶対許せない、本当にさっさと辞職してほしい。
あ~、ダメだ、ダメです。腹が立つばかりで、身体に悪い。もっと楽しいことを考えましょう。

シナリオ・センターは、粛々と毎日の授業をこなしていますが、報道などを見ているとおいでいただけるのかと心配していました。
心意気だけで済む話ではありませんし、受講生の皆さんのお考え次第ですから。
どこかの誰かさんと違って、私は万全だとは口が裂けても言えませんし、実際何が正しいのかもわからないところで万全を期すこともできません。もちろん、昨日も書かせていただいたように、できる限りのことはしていますが。
でも、毎日大半の受講生の方々はいらして、講義やゼミで勉強して下さっている。おいでになれない方もライブ配信で聴講したり、宿題を出したりと、描くことをやめない。
嬉しいことです。

 

絵として

シナリオを描いていたら、世界が変わりますものね。ちょっと、シナリオの話をしましょうか。
昨日も書きましたが、こういう時こそアンテナを張って、ネタ作りにすればプラス思考で行けますね。
シナリオ・センターでは、シナリオは「書く」ではなく「描く」といいます。
シナリオは確かに文章で表現するのですが、実際には映像になって初めて成立するものです。なので、新井一は「フィルムに描く」と言っています。
シナリオは、映像になるのですから、映像になるように書かなくてはいけない。絵になるわけですから、「描く」ということなのです。
今、一番役に立ちそうなのは、色々な人を見ることができることではないでしょうか。
こんなに「コロナウイルス」という一つのものごとに日本中の人が関わって、それぞれの立場で、色々なことを言ったり、行動したりすることはなかなかありません。
立場によっても、生き方によっても考え方や表現の仕方は変わります。
映像は絵です。ここでは言葉(セリフ)ではなく、表情だったり、動きに注視してみましょう。
本当に困っている人、ごまかそうとしている人、嘘を言う人、確信にあふれている人、自信がない人などなど、また健康な人、アスリート、病気の人、老人、子供などなど立場が違う人たち、同じ事柄に対しているのに一億人いたら一億通りの表現があり、想いがあります。
映像としてみたときに、それをセリフではなくどう見せることができるかです。
シーンを作る時に、どんなキャラクターをぶつければ、どんな絵を作れるのか、映像を頭に浮かべてください。
シーンづくりにはもってこいの状況です。よーく観察しましょう。
ドラマとは人間を描くこと。今こそ、人間の本性をみることができるのではと思います。
ドラマは、葛藤・対立・相克を描きます。
イライラしないで、こんな楽しみ方をするとシナリオに深みが出てくるのではないかと・・・。

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