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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

仲良く生きる

ミソ帳倶楽部での土橋章宏さんとMCの柏田道夫さん

たくさんの観光客

シナリオ・センター代表の小林です。大阪校へ打ち合わせへ行くついでに京都で遊んできました。どちらかというと遊びがメインかな(笑)
まあ、京都はすごい人。ゴロゴロと大きなスーツケース引きずりながら歩いている外国人観光客のまあ多いこと、多いこと。もちろん、韓国の方や中国の方もたくさんいらしており、ほっとしました。にぎやかで楽しそうでした。
観光客の多さは、新幹線に乗った時点から、覚悟はしていましたが、それにしてもねぇ・・・。いやいや、消費の冷え込んでいる日本にとって、本当にありがたいことです。

八坂神社の近くのお料理屋さんで友人と夕食をしました。
八坂神社、祇園付近には着物を着た外国人、若い女性が溢れかえっており、暑いのにえらいこっちゃ。(笑)レンタル着物が流行りなのだそうですね。
友人は、京都の呉服屋さんなのですが、外国へいってもその国の民族衣装は着ようとは思わないけれど、なんで着物はこんなに人気なのだろうと不思議がっていました。日本の着物は世界中の人を魅了しているのでしょうか。
変な着こなしもあるけれど、それはそれで着物の美しさを感じていただけるのは嬉しいです。
とはいえ、京都の友人は、普段の生活に支障がきていると、ため息ついていましたが・・・。なるほど地元住民には観光もほどほどがよいようで、わかる気もします。

10年ぶりくらいに高台寺の前を通ったら真新しいカフェや売店まであり、駐車場も大きく立派で、その様変わりにびっくり。
密やかな感じのお寺で好きでしたが、きっと寧々様も驚いていることでしょう。

パワー炸裂!

先週、ミソ帳倶楽部で出身ライターの土橋章宏さんが、ミソ帳倶楽部でお話してくださいました。売れっ子もいいところの土橋さんですが、忙しさを微塵もみせないところが人間的にも素敵です。
上映中の「引っ越し大名」は大ヒット、また次の映画もクランクインされたとか、連ドラもお描きになるそうです。
土橋さんのこのエネルギッシュに次から次へと描けるパワー、すごいですが、私は、今更驚きません。(笑)
だって、受講されていらっしゃるときから変わらずそうでしたから。

シナリオ8週間講座に2008年入学されて、最短距離で作家集団まで駆け上り、作家集団のクラスは2クラス掛け持ちされていました。
これも驚きますが、もっとすごいのは、ゼミでの20枚シナリオは、ひとつの課題につき3本書かれ、その中でよいもの1本を発表し、ひたすら描くことで定石を学んだとおっしゃっています。人の2倍、3倍描かれたということは、シナリオの体幹を本当にしっかりと身につけられたということです。
シナリオはいくつもの定石がある、それをゼミで学んで覚えて使いこなすところまでご自分で持っていかれたのです。

教室での発表は、視聴者の反応と同じ、自分で気づいていない弱点がわかり、ライバルと競うことでモチベーションを上げていらしたそうです。
土橋さんは、売れっ子になられても作家集団で発表されてゼミの仲間の反応を学んでいらっしゃいました。
土橋さんの学び方は、一見すごい!、土橋さんだからこそ・・・私は無理・・・のように見えます。
ですが、実は、プロになるための一番効率のよい方法を選らばれただけなのだと私は思います。
だって、ライターへの道は描くことしかないのですから。ひたすら描く。
そういえば、あの「猫弁」の小説家で脚本家の大山淳子さんは、発表して仲間や講師に感想や講評をもらった20枚シナリオを、言われた通りにもう一度書き直してみていたそうです。
おふたりとも共通しているのは、他人の意見をよく聞いて自分の作品に反映させること。
だから独りよがりではない、素敵なエンタテイメントを生み出すことができるのですね。

折しも、消費税も上がり授業料もちょっぴり上がります。その分、元を取るつもりで、頑張って2本、3本と描きまくり、2クラス、3クラスと掛け持ちも持さないそんな覚悟で臨まれてはいかがでしょう。
プロの道は、描くこと以外にはないのですから。

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