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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

自分

シナリオの時間経過 /カットバックを使いこなす

新井一の言葉

大事なこと

シナリオ・センター代表の小林です。今日は3月というのにちょっと氷雨っぽい表参道です。
心の中も冷えてしまうようなことばかり多い毎日に、ちょっとげんなりしています。
株価は4万越えと驚くほどバブリーに特権階級の方々はなっているのだから、もうこれ以上何を儲けようとしているのでしょうか。
日英伊3カ国で共同開発する次期戦闘機の輸出について「英伊と同等に貢献しうる立場を確保することが、我が国の国益である」と述べた岸田首相。
戦争放棄をしているのに、戦闘機など共同開発していたのですね。武器製造にも反対してきましたが、どんどん大きく増えるばかりです。
他人の国はどんどん戦争してよ、日本はどんどん儲けたいもんって・・・さもしい、とてもさもしい、情けない。
武器輸出三原則は何のために作られたのか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
覚えておいでですか。79年前、国益のために日本は、中国や東南アジアを侵略し、太平洋戦争を巻き起こしたのです。
岸田首相の言葉はまったく同じ道を歩こうとしているようにしか聞こえません。
その上、日本の7つの金融機関が7兆円も核兵器製造企業に投資しているのだそうです。
いつ何が起きてもおかしくない世界情勢の中で、日本のできることは、戦争放棄の国だからこそ、戦争の愚かさを説いていける立場だと思うのですが。
自分達は安全なところで旗を振るだけの人に振り回されないように、下々私たちはしっかりと声を上げていきましょう。
黙っていたら、いつかきた道のように、私たちも爆撃の下で暮らさなければならなくなるのです。

先輩

今日は、朝から電話が鳴りっぱなしで、どうしたことかと思ったら、なんと「月刊シナリオ教室」3月号が欲しいというお電話ばかりでした。
「月刊シナリオ教室」は、会員・業界向けのシナリオ専門誌で、池袋のジュンク堂さんに少しお出しさせていただいているだけで一般向けの雑誌ではありません。
シナリオ専門の雑誌ですからさほど有名なわけでもないのに、この騒ぎはなにかというと、出身ライターの待田堂子さんのアニメシナリオをテレビアニメと劇場用アニメの2作掲載、そしてもちろん待田堂子さんのインタビューが載っているからです。
アニメ人気ってすごいです。
残念ながら、せっかくお求めいただいているのに、部数が少ないので一般の方にお分けすることがちょっと困難で申し訳なく思っています。

アニメを見るのはもちろん楽しいですが、描くのも楽しんでいただきたいです。
アニメは実写と違うので、書き方も違うように思いますが、待田さんはそんな大きな差を感じることはなかったとおっしゃっています。
一番、大事なのは実写でも同じですが、それ以上に実写ほどの動きや表情が出しにくいアニメでは、キャラクターが大きくものを言います。
待田さんは「キャラクターがどんな感情で、どういう振る舞いを、どんな場所で行ったら、効果的かを的確に書くことが大事だと思います」

ちょうど今、出身ライターの土橋章宏さんが「小説と脚本を描く」ためのコツをミソ帳倶楽部でお話をしてくださっていますが、シナリオの基本をしっかりと学んでいただくと、アニメはもちろんのこと、小説でもゲームシナリオでも、戯曲でも、ラジオドラマでもなんでも応用が利きます。
それぞれの媒体の違いを知ることは大切ですが、何度も言いますが、すべてに共通するのは設定やストーリーではなく「キャラクター」。
登場人物が物語をすべて動かしていくのですから。

色々な角度から創作の秘訣を沢山の方に伺うチャンスを、ミソ帳倶楽部も月刊シナリオ教室も作っていますので、機会があるごとに、先輩たちのお話を聞いていただけると嬉しいです。
先輩のアドバイアスは、あなたの1歩につながります。

過去記事一覧

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