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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

発想・想像力

54字の物語(PHP出版版)

目指せ、日進月歩

シナリオ・センター代表の小林です。友人の見舞いに行ってきました。過日お話した肺がんの友人の手術が終わり5日ほどたったので、顔を見に。
今の医学はすごい。術後1週間で退院だそうで、病院では、術後2日目でシャワーにはいって自分で傷口を洗えといわれて、毎日洗っているのだそうです。肉が多くて傷口に手が回りにくいと嘆きながら。(笑)
10年前、連れ合いが直腸がんで手術したときは、2週間入院でしたし、傷口はぴったりとふさがれ、濡れないようにラップ張って気を使いながらシャワー浴びていた記憶が・・・。
医学は日進月歩と言いますが、本当ですね。
おかげでお元気になられた方も増えているのですから、余計なことに使わずに、役に立たない学校など建てずに、お国はこういう研究にお金を出してほしいものです。
ノーベル賞の山中教授は、研究費を稼ぐためにマスコミに顔を出しているそうですし、その時間を研究に使ってもらったら、もっと素晴らしい成果がでてくるのではと思ってしまいます。
お金の使い道も、年金ももらっているかどうかもわからず、何も考えずに湯水のようにお金を使える人が財務大臣になってはいけません。
困っていること自体がわからないのでは、改革のスタートにも立てないではないのではないでしょうか。
「パンが食べられない国民がいっぱいいるのです。」
「だったら、お菓子を食べればいいじゃないの。」
自分の生活から物を考えるだけではなく、もっともっと想像力を巡らせられる人にならなくては、人の上には立てません。

54字の物語

昨日でしたか、テレビを見ていたら「54字の物語」(PHP出版版)のことを紹介していました。
シナリオ・センターも一昨日創立47周年のイベントして「47行の物語」コンクールをやったので、「54字の物語」というタイトルにアンテナがバシッ!!と向いてしまいました。
こちらはインスタグラムで読める大きさから生まれたものだそうで、凝縮した短編小説をこの54文字で作れというのです。
企画作家の氏田雄介さんの発案です。「#インスタ小説」 表紙に例としてテレビでも紹介されていた小説が載っています。
「先日研究室に送ってくれた大きなエビ、おいしかったよ。話は変わるが、例の新種生命体のサンプルはいつ届くのかね?」
解説などなくてもおわかりですね。新種生命体食べちゃった・・・。
この小説の書き方が載っています。
基本ルール 1、文字数は54字ぴったりに収めること。(ただし例外もあり) 2、句読点やカギ括弧にも1マス使うこと。(「?」「!」の後の1マスあけはいらない)

作り方のコツ
1、物語のシチュエーションを決めよう。転校生の挨拶、手術室、テスト勉強など。身近な出来事や最近見たドラマなどをヒントに。
2、そのシチュエーションの普通を考えよう。
3、「普通じゃない」状況を考えよう。
4、「なぜ?」「何?」を考えよう
5、文字数を気にせず書いてみよう
6、54字に調整しよう

シナリオを作るときに応用してみてください。発想の仕方、いいですね。
ストーリーを作り出すと、予定調和になりますが、この発想を使うと予定調和にならない。
ふだんの3行ストーリーを作るときにも使えます。
この方法はある意味、広告コピーづくりと似ています。 いつもの日常、それよりちょっと、またはそれより数段、楽しめたり、有効だったりする商品を売るためのコピーもこんな発想から考えられます。

サマーセミナーでも、発想法をお教えしますが、こんな発想を使ってみるのもよいかも。
あ、サマーセミナー驚いたことに1カ月前だというのに満員御礼です。
事務局もびっくりですが申し訳ありません。キャンセル待ちとなりますのでご容赦ください。

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