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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

パワーはどうしたら生まれる?

世にも奇妙な物語(集英社みらい文庫刊行)

橋田賞

シナリオ・センター代表の小林です。なんだかセンター中で連休ボケなのか、ちょっとしたミスを連発。ご迷惑をおかけしているかもしれせんが、御許しくださいませ。
シナリオ・センターは、毎年4月29日から5月5日までは連休にしているので、今更驚いたり、ボケたりするはずもないのですが、日本中がお休みという政府の一声で調子が狂ってしまったようです。(笑)
今週末は、136期シナリオ作家養成講座が開講します。
ボケてなんかいられないので、脳の活性化のために明日の「橋田賞授賞式」で橋田壽賀子さんからパワーをいただいてこようと思っています。
橋田賞の授賞式は、橋田先生のお誕生日に行うので、毎年確実にお年を召されるのですが(笑)、まったく歳を取ったように感じられないのが、さすが橋田先生です。
先日、100歳で現役の理容師の女性、誰も直せない時計修理をされている男性をテレビで特集していました。
ちょこっとしか見ていないのですが、見た目は70代にしかみえないお二人。70代から老化しないように食べ物や生活の仕方を考え、きちんとご自分で食事も作られ、お仕事もバリバリでされていらっしゃるとか。
仕事というのは年を忘れさせるのでしょうか。
みなさんはまだまだこれから、先は長いです。
まずは94歳になられる橋田先生を目指して、そして100歳現役を目指して、どこまでもどこまで書き続けていきましょう!
授賞者の橋田賞新人脚本賞入選のいとう菜のはさん、佳作の三谷武史さん、橋田先生をめざしましょうね。
もちろん、私だって橋田先生のパワーをいただきに行くだけではなく、シナリオ・センターお二人の受賞祝いにかけつけ、モチベーションを持続していただけるよう応援させていただきます。

ドラマの名手

息の長い番組です。フジテレビの「世にも奇妙な物語」 。
「世にも奇妙な物語~迫りくる黒い闇編~」(集英社みらい文庫刊)、放映された4作品がノベライズ化されています。
その中の2作品が出身ライターの寺田敏雄さんと李正姫さんの作品です。
内容をお話しては怖さが半減してしまうので、詳しくはお話しできませんが、まあ、怖い。
「心霊アプリ」寺田敏雄さん脚本は、スマホアプリを無意識にダウンロードしてしまう怖さを突いています。
私たちが何気なくやっていることには、こうした落とし穴がいっぱい・・・気をつけて規約を読み込まないと殺されてしまうかもしれませんよ。
「Be Silent」李正姫さん脚本は、ちょっとした物音でも気になりだしたら、どこまでも気になってしまう、本当によくあること。
メロディーが浮かばない高名な作曲家が、ある物音が気に障ったため、次々と気になりだし・・・。
この2作品のすごさは、どこにでもある、誰でもがやりそうなことが、どこかで起きていそうなことが、世にも奇妙な世界へと導くという・・・本当に普通のことだからこそ、本当にあってもおかしくないからこそ、怖さが倍増します。 さすがです。
そして、ノベライズ化されてはいますが、おふたりのシナリオのうまさが垣間見えるのは、ディテールが綿密なこと。
ドラマでも小説でも惹きつけるのはディテールですね。

6月8日、「世にも奇妙な物語‘19雨の特別編」(フジテレビ21時)が放映されます。
郷ひろみさんが27年ぶりのドラマ出演で話題ですが、その「永遠のヒーロー」を描かれているのは、出身ライターのブラジリィー・アン・山田さん。 どんな怖さを見せてくださるのか楽しみですね。

この夏のサマーセミナーでは、「アイデアはいいけれど・・・」、「シナリオはうまいんだけれど・・・」いまいちの方のための特別セミナーになります。 12時間耐久レースのサマーセミナーで、アイデア×シナリオの技術を学び、寺田さん、李さんのようにディテールのうまい、ドラマ作りの名手になりましょう。

 

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