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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

映像も音の世界も基本から

音ナイトVOL2

オリジナリティ

シナリオ・センター代表の小林です。今日は、134期シナリオ作家養成講座の直前説明会です。
その前の説明会は、台風襲来お9月30日。なんとかやったものの、おいでになれなかった方もたくさんいらしたので、開講1週間前、まさに直前説明会です。
シナリオに興味をお持ちくださる方が増えているようで、講座も活気に満ちています。
映画・テレビ業界も、原作ものから脱却を図りつつあり、オリジナルに少しずつですが光が当たり始めました。
本来、シナリオライターは、オリジナルのシナリオを描くのが当たり前で、原作ものの場合は、「脚本」といわず「脚色」と分けていたものでした。
今は、原作ものも「脚本」でクレジットされており、ここ数年デビューしたシナリオライターはオリジナルを描いたことがない方もいらっしゃるほど。
そんな時代になって20年以上経ち、ようやくオリジナルに脚光が当たり始め、本来のあり方にも戻りかかっているようにみえ、ちょっと嬉しいです。
原作を脚色するには技術がいりますし、原作を上手く活かしながら、シナリオライターのオリジナリティをいかに発揮するかが勝負になります。
原作ものは原作ものでとても技術のいる仕事ですが、 私がオリジナルにこだわってきた大きな理由としては、一から構築するということを新人がきっちりと学んでこそ、原作ものでも力が発揮できるようになると思うからです。
原作があると、キャラクター、設定、もちろんストーリーはできているわけで、それをドラマにするにはどこを切り口にするか、どう見せるかなど難しいことはいっぱいあるですが、作品完成を10とすると5くらいまでは構築できているので、そこから考えていきます。
ですが、オリジナルは、キャラクターも設定もストーリーもみんな一から創らなければいけないのです。
ドラマは人間を描くこと、キャラクターこそがドラマにとって一番肝です。
キャラクターづくりがちゃんとできるように、シナリオ・センターではドラマの命、肝をしっかりと教えていきます。
一からシナリオの技術を勉強し、1からあなただけの素敵なドラマを創っていきましょう。

ラジオドラマ講座開講

映像とはまた違う面白さがあります。 音だけの世界、ラジオドラマです。
ラジオドラマと映像の違いは、音だけでイメージさせることです。
先日、出身ライターの葉月けめこさんをゲストに「音ナイトvol2」を開催し、ラジオドラマをちょっと明かりを落として聴いていただきました。
家で聴くのと違い、仄暗い明かりの中で、ラジオドラマだけに集中して聴くと、本当に無限にイメージが広がっていきます。
改めてラジオドラマの面白さを体感しました。

そんなラジオドラマの作り方を教えする講座が10月12日から3回にわたって開講します。
ラジオドラマは、海外の話も宇宙の話もロケ関係なく、時代劇も石器時代の話だって時代関係なく、SF、ファンタジー、ホラーだってジャンル関係なく書けちゃいます。
舞台は、聴取者の頭の中ですから。
ラジオドラマのコンクールもたくさんあり、そのほとんどのコンクールの入賞者はシナリオ・センターの受講生の方々です。
ちゃんと基本を学べば、ラジオドラマコンクールの入賞も可能ということです。
もちろん、ラジオドラマの特性を知り、そのために聴かせる技術を身につけないと、結果は出せません。
12日に開講のラジオドラマ講座は、疑問解消実習・添削つきの腕にしっかりと力がつくカリキュラムです。
この秋、音の世界を聴いて、書いて楽しみましょう。

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