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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

わからない人はわからない

シナリオ・センター代表の小林です。そろそろ春の足音が聞こえてきそうです。
心も暖かくなる春になるといいのですけれど・・・。関東はまだ春一番は吹いていません。そろそろ気をつけないとね、突風ですから。()
すごい風をこなして初めて良い季節になるようで・・・物事すべて苦あれば楽ありってこと?社会の風もそうなってほしいです。


昨日ニュースを見ていたら、辞任された大臣が「わからない人にはわからない」と辞任の弁で言っていました。
伝えようとしない、人の話を聴かない・・・のは、政治家の本質なのだとがっかりしました。
首相が質問者にヤジを飛ばすなんて、聴く耳を持っていないということですものね。他人の話を聴けない人だとは常々思っていましたが、ここまでとは。
マスコミも野党もヤジの内容よりも、聴かない体質を問題にすべきだと思います。国民の声が届かない、聴かないということですから。
とても悲しいです。

伝えることの本質は、聴くことだと私は思っています。
他人の話をよく聴けば、その人にどう伝えればいいのかがわかります。
「考え方の相違だね」と切ってしまうのは簡単です。
でも、人はひとりひとりみんな違うのですから、「相違」がでるのは当たり前なのです。「違い」がなかったらおかしいのです。
「みんな違って、みんないい」金子みすずの詩です。

 お話づくり

28日の土曜日にアップルストアさんとジョイントして、オリジナルのお話づくりを小学生対象に行います。
午前中にオリジナルのお話を作って、午後にiMOVIEで映像にする・・・想像力を、創造力を広げるとっても楽しい時間です。

シナリオを書くことは、登場人物すべての人を想像することですから、こういう人もああいう人もいる、こんなこともあんなこともあるんだ、起きるんだ、こんなことしたらどうなるんだろう、あんなことしたらまずいかなあ・・・って色々想像します。
自分ひとりのことで終わらない、周りや相手を考える、想う。そこから自分なりの想いや考えが生まれて、それをどう伝えたらいいか考える・・・子供の頃からこの想像力を広げる方法を身につけてもらいたい・・・きっと他人を想える人に育っていくから。 

シナリオ・センターは、シナリオの技術で、想像力、創造力を創っていきます。
こういう風に考えなさいとか、これは間違えだとかはお教えしません。
シナリオは自分で考えるツールでから。物事には正解がないのですから。

子供たちがシナリオの発想で、いろんなこと考えて、創ることの楽しさを実感していただけたらと思います。 

過去記事一覧

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