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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

お誕生日

キルフェボンのお誕生日ケーキ

雨もまた

シナリオ・センター代表の小林です。雨の中、えっちらおっちら大きなケーキを担いで出社しました。今日は、事務局の3人のお誕生会だからです。
5月シナリオ8週間講座の開講日でもあり、大忙しの事務局に代わって一番暇な私がケーキをとり行くことにしたのですが、なんと雨。
せっかくの開講日、せっかくの誕生日なのにとぶつぶつ言いながら持ってきました。
頑張ったせいか、雨にもかかわらず、5月8週間講座の受講生はいつも以上の賑い、ケーキ(景気)づけになったかなと・・・。(ダジャレ、ヘタ過ぎ?)
8週間講座の受講生の皆さん、シナリオづけの毎日を楽しんでくださいね。
今日が、シナリオライターへの誕生日ですから。

なんでもがたねになる

誕生日も私の年齢になると、さほどお祝いして欲しいものでもありませんが、子どもの誕生日は、ロウソクの本数が毎年増えていくことが大きな喜びでした。
1歳初めてのお誕生日、幼稚園、保育園へ入園、小学校、中学校、高校、大学へ入学・卒業、社会人へと・・・子供の成長を見つめていくことは、嬉しいものでした。
子どもが成人してからは、そんな感慨も少なくなってしまいましたが、幸いなことに、私はシナリオ・センターでその気持ちを継続して味わわせていただいています。
8週間講座から、本科へ進級される、次は研修科へ、そして作家集団へ、受講生の方々の進歩を見せていただくことは、親の気持ちのように嬉しいものです。
続けることの難しさをよくわかっているだけに、一歩でも階段を上がってもらえたときは、その成長(というと失礼かも知れませんが)に心から拍手を送りたくなります。
創作の進歩というものは、わかりにくいものです。正解があるわけではないので、どこでブレイクするかは誰にもわかりません。
唯一いえることが「描き続けること」これだけなのです。
先日お話ししてくださった小説家の柚木麻子さんも「下手でもどんどん書いて世にだしちゃうんです」とおっしゃっていました。
「続ける」ために学校、シナリオ・センターはあります。
同じ志を持つ仲間がいることは大きな支えです。ライバルがいることは大きな刺激です。
もちろん、一緒に学ぶことも、生きていくことも、きれいごとばかりではないかもしれません。
ですが、出身ライターの森下佳子さんは、「死なない限りはかすり傷、心の傷は飯のたね。良い仕事です」とエールを贈ってくださっています。
もの書きというのは、そういう意味ではいい仕事です。あらゆることがすべてたねになるのですから。
生きていくこと自体が創作でもあるのですから、柚木さん、森下さん先輩たちの作家の目を見習って、ひたすらひたすら描き続けていきましょう。

シナリオ8週間講座に入学された方々は、今日、初めの一歩を踏み出しました。
シナリオ・センターにとっては、出身ライターとしてのお付き合いが始まる日でもあります。

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