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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

自分の人生

音ナイト風景 各テーブルにライトを置いてふだんのホールとは全く違う雰囲気で

自分で決めよう

シナリオ・センター代表の小林です。オリンピックも終わり、静かな日常に戻ってきました。 スポーツを通して、様々な生き方を見させていただきました。
彼ら彼女らの真摯な生き方を見るたびに、自分の生き方も見直すことが必要なのかと思います。
折しも、国会では働き方改革の議論が。杜撰な資料で煙に巻こうといる政府は、なにを考えているのでしょう。人の人生の根幹を担うことなのに。
働く時間は、人生の大変を占めます。
何をしたいのか、どう働きたいのか、個々がしっかりと考えないと自分自身の豊かな人生を歩むことができません。
私は、大学などでキャリアアップ授業を、シナリオを使ってやらせていただいています。 シナリオを描くことで、自分が何をしたいのか、自分はどう生きたいのか、客観的にみることができるからです。

大学からして企業のために学ぶことを強要され、学究の場にならない昨今ですが、仕事というのは、自分がどんなことをしたいのかということをわからないまま、漠然と給料がいい、名のなる会社だとか見てくれだけで決めるのでは長く続きませんし、楽しく働けません。
自分が何をしたいのか、どういう風に働きたいのかを自分自身で決めることが大事です。
他人は誰も自分の人生を考えてはくれませんし、自分の人生は自分自身のものでしかないのですから。
まさに働き方改革は、それぞれが働くということ、仕事ということをちゃんと自分で考え、何をすべきか何が大切なのかを見極めていくべきことだと思います。
シナリオを描くことで、きちんと自分の人生を考えられるようになっていただきたいと思います。

お別れ

昨日は、表参道シナリオ日記でも書かせていただいたラジオドラマを聴く会「音ナイト」を開催しました。 森治美作品、青春アドベンシャーの「贈り物」「シェフ」、FMシアターの「鬼になりたややさしい鬼に」の3作品をお聴きいただきました。
森治美のラジオドラマに対する強い意志の表明として、ラジオドラマに親しんでもらいたい、ラジオドラマを書いてもらいたいということを伝えようというのがテーマでした。
ですが、森治美さんが亡くなって1年。御本人のご遺志でご葬儀をされなかったので、「オーディーオドラマ講座」受講生の方は、なんとなくお別れをしていないかんじで、もやもやしていらした方が多かったようです。
参加者の皆さんは、森治美のラジオドラマを堪能して下さり、森治美の生原稿を見てくださり、そして森治美の偉業を感じて、心から追悼してくださいました。
 お別れ会ではなかったのですが、受講生の皆さんにとって、よいお別れの機会になったようです。
形見分けとして、森治美が使っていたイヤリング、原稿用紙をお持ちになりたい方へ、そして全員に森治美の戯曲集を差し上げました。
いつか森治美の遺志を形にして、ラジオドラマを書き、ラジオドラマコンクールで成果を上げ、ラジオドラマの書き手にライターになっていただけたら、本当に森治美は喜ぶことでしょう。
昨夜はみなさんありがとうございました。森治美に代わりまして、深く御礼申し上げます。

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