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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

限りないこと

在り日の森治美さん

走れ、走れ!

シナリオ・センター代表の小林です。昨日は東京マラソンで、友人が2人出場するので、寒い中、市ヶ谷へ応援に行きました。
市ヶ谷はスタートから5キロ圏内なので、まだ脱落者もいないということもあり、まあ、どこから湧いてくるのかと思うほどあふれるような人、人、人。
那覇マラソンの時もあまりの迫力にびっくりしたのですが、東京は道路が広い分それ以上でした。
結局、お互いにみつけることができず、私は迫力に飲まれたまま、寒さに震えながら家路に。
ぬくぬくと暖かな部屋の中で、ランナーアップデートで経過を追いながら、LINEで声にならない応援を続けていました。
2人ともめでたく完走。早速メールでおめでとうを。
部屋の中で姿も見えない人の動向がわかるというのは便利なものですが、同時に怖い気もします。そんな気がするのは私がアナグロだからでしょうか。
夜中にCSで東京マラソンのゴール風景を延々と映していたので、ずーっと目を凝らして見ていたのですが、やはり見つけられず、3万6千人の中から2人を探すのは難しい。
それでも、ゴールにたどり着いた皆さんの晴れやかなお顔に、見も知らない方々ですが、思わず拍手を送りたくなりました。
マラソン開催地によっては色々な趣向を凝らしていて、スイカとかスイーツとか食べられるとかで、大食漢の私を、食べ物を餌に誘うのですが、参加費を払って苦しい思いをするなら、そのお金で千疋屋で山盛り食べるとお断りしました。(笑)

平昌オリンピックも閉幕しました。
メダルを獲った選手も獲れなかった選手も同じように努力した4年間の結果が出て、また新しい一歩を踏み出されるのでしょう。
努力には限りがなく、常に結果がついてくるわけではありませんが、そこへ向かうことを選びとった人だけが、晴れやかな笑顔をみせることができるのだと思いました。
続けることの難しさが、続けることの喜びなりますように、ランナーにもライターにも祈ります。

音ナイト

今日は「音ナイト」を開催します。
ラジオドラマに親しんでいただこうという企画。 また、ラジオドラマのコンクールも数々ありますし、ライターズバンクへの依頼もありますので、ラジオドラマでしか味わえない創作の醍醐味も感じていただきたいなあと思います。
昨年2月6日に亡くなった森治美さんの作品をお聴きいただきます。
ですが、森治美さんを偲んでいただければという気持ちもあるのですが、それ以上に森治美が皆さんに伝えたいことは、きっとラジオドラマの楽しさを知ってもらいたい、常に聴いてもらいたい、そして書いてもらいたいということだと思うのです。
そのために毎年オーディオドラマ講座と銘打って、ラジオドラマの書き方を手取り足取りお教えしてきた彼女でしたから。
ですから、しめやかにというよりは、森治美の遺志を継いて、ラジオドラマを盛り上げるために、どんどん書くぞ!と盛り上がっていただけたら嬉しいです。
1年前、霊柩車に揺られながら森治美の棺の横で、一緒に過ごした時間を思い出していました。
どんなシーンでも元気な森治美、大声でうるさい森治美が浮かびました。
「音ナイト」には、森治美の「オーディオドラマ講座」を受講された方も多く参加して下さっているようですが、マイクなしでまわりのことなど気にせずに冷房ガンガンに冷やして、それでも汗をかきながら講義していた元気な森治美を思い出しながら、森治美の作品を楽しんでいただきたいと思います。
それが、お葬式も偲ぶ会も拒んで天国に逝った彼女の望んだ形だと思うのです。
さあ、大人のムードでゆったりとした気分で、ラジオドラマを堪能してください。

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