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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

記念にするか機縁にするか

シナリオ・センター代表の小林です。月曜日は開店休業的に、昼間は全く授業がなく、夜の作家集団1クラスしかありません。のんびり過ごしています。

でも、今日から3回「アニメシナリオ講座」が始まります。売れっ子アニメライターの広田光毅さんにお願いして、アニメのアの字から教えていただきます。
今月は活気づく月曜日です。 アニメは一時低迷していましたが、最近また復活の兆し、海外への進出もより一層拍車をかけているようです。 どんどん勉強して、一端を担いましょう。


先月、おかげさまで無事創立45周年&新井一生誕百年記念パーティーを行い、盛会裡に終えることができました。 ご参加してくださったシナリオ・センターの生徒さんたちは、楽しんでいただけたでしょうか。
このパーティーは、私どもにとっては記念を祝う催しなのですが、ご参加の生徒さんにとっては、コネクションパーティーだという認識で臨んでいただきたいと、始める前にお話しをさせていただきましたが、覚えておいででしょうか?
 

ここのところ、お電話やお打ち合わせの際に、プロデューサーの方からパーティーのお話が出ます。
そして、異口同音におっしゃるのは、「名刺が全くなくなった」ということです。
それほど、皆さんが頑張って、新たな出会いを探されたのだと思います。
「今回たくさんの若手の方とお話しさせていただきました。これからお付き合いさせていただけると楽しみです」とプロデューサーの方々は皆さんおっしゃってくださいます。
ですが、パーティーが10月22日でしたから、あれから20日近く経ちますが、どなたか、いただいた名刺のプロデューサーに、企画書は送られましたか?
たぶん、いらっしゃらないと思います。
それではだめなんですね。
すぐに企画書なりを送る、挨拶をする・・・そこから初めて出会いが始まるのです。
名刺をもらったことで満足してはいけません。名刺を見ていても仕事にはなりません。仕事は向こうからやってきません。

サスペンスの女王と言われる先輩ライターの坂上かつえさんは心配して、助言をくださいました。
「プロデューサーは、のどから手が出るほどライターを欲しがっています。なので、どんどん積極的にいけば、ゼッタイにチャンスをものにできるのに、なぜやらないのだろうか。
ストックを持っていないのだろうか。10本やそこらのストックは常に持っていなくちゃだめ!
待っていても向こうからは仕事はこないのだから、自分が売り込むしかない。それには、新しい企画を常に作っていなくてはね」と。

「たくさん名刺を渡してたくさん名刺もらったけれど、あの後、誰からも何も言ってこないんだよね。」とプロデューサーの方々に言われたことが何度もあります。悲しいことです。
チャンスは自分でつかむもの。せっかくいただいた名刺を活用しないのなら、意味がありません。

活用するのも、後生大事にしまっているのも、あなた次第です。

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