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「シーンを描けている」と思っているのは、あなたの独りよがりかもしれない。

今年のサマーセミナーのリアクションがイマイチ過ぎで、ビビっているシナリオ・センターの新井です。

なぜ、ビビっているのか・・・そりゃ、せっかくのサマーセミナーに生徒さんが集まらなかったら寂しいじゃないですか。でも、それ以上に、今回のサマーセミナーで扱う「柱」の重要性を、イマイチわかっていない方が多いのかも・・・ということにビビっています。

シナリオは書くものではなく、描くもの。
シナリオは、ワンシーン、ワンシーンの積み重ね。

と言われりゃ、「そりゃそうでしょうよ。いつも言われているし」と思うかもしれません。
では、なぜわざわざサマーセミナーで一日かけて、そこを取り上げるのか?

ズバリ!シーンがつまらないからです。

そう、皆さんのシーンはつまらない。ぶっちゃけ、つまらないんです!!

あ、これ、私じゃなくて、講師が言ってます。私じゃないです。

例えば、シナリオS1グランプリの審査を講師がします。1次、2次で落ちる作品はなぜ落ちるのかというと、つまらないからです。他のコンクールでもそうです。つまらないから、最終まで残らないのです。非常にシンプルです。
シナリオはシーンの積み重ねなわけですから、つまりシーンがつまらないのです。

 

「大体、二人で話すために、公園だとか屋上だとか行く…もうね、ありきたりって感じ」
「居酒屋も多い」
「書き手に都合のいい場面設定が多すぎる」
「そもそも、二人で向き合ってしゃべって、面白いシーンなんかにはならないんだから」

では、シーンを面白くするにはどうすればいいのか?
キャラクターを練る?
セリフを磨く?
ト書で、小道具を使う?
伏線を張る?

色々あります。そもそも、“どこで”登場人物を動かすのかというのがありますよね。それが「柱」です。


場所でそんなに面白くなる?
と思うのであれば、コンクールで最終に残れない原因は、場所で面白くできてないんじゃないの?

いや、私は創れている!
と思うのであれば、コンクールで最終に残れない原因は、独りよがりなんじゃないの?ということです。

だって、どんな一流の作家でも自分の作品を客観視することはできないのですから。
あ、これ、私ではなく、新井一が言ってます。

 

コンクールで最終に残りたいなら、ゼミで仲間よりも面白いシナリオを書きたいなら、「柱」をどこにするかから見直した方がいいよ!というのが、サマーセミナ―を企画する講師一同からのメッセージなのです。

そんなに「柱」って重要なんだ・・・

って、チラッとでも思ってしまった方、言われてみれば重要かもと思ってしまった方、さらにさらに、都合のいい「柱」を設定しているかもと思ってしまった方は、是非、サマーセミナーにご参加ください。
実は
研修科や作家集団でもう一歩前に進みたいと思ってる方には、うってつけです!なんせ、研修科や作家集団を担当している講師ほど、「柱」のアイデアの乏しさに嘆いていますから。実はね。

13年にサマーセミナーに参加された方は、シナリオS1グランプリ、富士山・河口湖映画祭、さばえ近松門左衛門文学賞、そしてTBS連ドラ大賞などを受賞、14年にサマーセミナーに参加された方は、S1グランプリはもちろん、新井一賞、橋田賞、そしてライターズバンクのコンペを勝ち抜き小説「99のなみだ」でデビューを飾っています!

さぁさぁ、次に続いてください!2016年、サマーセミナーのお申込はまだまだできます!
「柱」を練るだけで、シナリオが変わる楽しさを味わってほしいのです。これ、私が言ってます。シナリオ・センターの新井でした。

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