menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

視点

千利休の井戸

思惑

シナリオ・センター会長の小林です。表参道は、ここ数年では珍しいくらい9月半ばなのに秋らしいです。トンボもたくさん飛んでいて、金木犀の香りもそこはかとなく匂っています。このまま戻ってくれ、日本の四季よと願わずにはいられません。

最近は何かというとSNSでの発信が物議を醸しだします。
Xはアメリカ大統領もよく使いますが、公の感じはしません。ミソもクソもごっちゃになってしまう感じです。
今Xで話題なのは、昨日決まった新内閣の認証式。通常行われている「松の間」ではなく「竹の間」で行われたそうです。松竹梅で言うと格が落ちた感じです。
なので、Xでは、勝手に養子を迎える皇室改定などをしたことでお上に腹を立てて格下の部屋にしたのではないかと大騒ぎ。
どう考えてもそんな心の狭いことを、皇室がするわけはないけれど、そう思わせてしまうのは今のお上だからでしょうか。
宮内庁の公式サイトでは松の間は、「新年祝賀の儀、信任状捧呈式、親任式、認証官任命式、勲章親授式、講書始の儀、歌会始の儀等の主要な儀式に使用されます」と記されているから余計にXの妄想は広がりました。
しかも加藤土師萌作の「緑地金襴手飾壺」が飾られている「竹の間」で、統一教会のツボを揶揄しているのではないかとか。いやいや、それは加藤土師萌氏にあまりにも失礼、彼は人間国宝ですよ。
真相は「松の間」は照明工事中だっただけとのこと。それも信じられないという方も。(笑)
ね、Xってこう感じなのです。
だから、お上が当たり前のようにXで発信するのはやめた方がいい、ちゃんと記者会見をして質問にも応えるべきです。
それが、お上の役目、国民に信を問うということではないでしょうか。

大河ドラマ

映人社の「ドラマ」誌10月号で、出身ライター八津弘幸さん脚本の大河ドラマ「豊臣兄弟!」のシナリオが掲載されています。最終話を書かれたばかりで、お疲れの様子がうかがわれましたが、企画立ち上げ3年、執筆初めて2年以上なのだそうです。さすがに1年間の大河ドラマ、大変な労力がかけられているのですね。

シナリオ・センター出身ライターでは、ジェームス三木さん「独眼竜正宗」「八代将軍吉宗」「葵 徳川三代」、内館牧子さん「毛利元就」、山本むつみさん「八重の桜」、森下佳子さん「おんな城主直虎」「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」、そして八津弘幸さんの「豊臣兄弟!」へと繋がっています。

この大河という長編を描くことはとても力がいることで、歴史的事実を基に、歴史の行間をぬってドラマを描きます。
大河ドラマは、○○はそんな人じゃなかったとか史実と違うのではとか言われることがありますが、歴史を踏まえて創られているドラマですが、史実に忠実なドキュメンタリーではないので、ここが脚本家の腕の見せどころとなります。
本当のことなんて誰も知らない。遺されている史書も書いた人によって違うわけだし、案外勝利者目線で書かれたものの方が多いし、敗者の記録は少ない、そこがドラマを生み出せるタネでもあるのです。
視角によって見えるところは違うし、目線をどこに置くかでも変わってくる。時代劇の面白さですね。

時代劇ゼミが行なわれますし、研修科のラスト課題も時代劇ですね。
時代劇って昔の話ならいいとか、市井の人なら勝手にできると考えるのではなく、どの時代ということを大きく意識して、まずはその時代を、その時代に生きた人を調べることから始めるといいのかと思います。
どうせ知らないことだからと想像だけで書くのはいけません。
この秋、次の大河を書くのは、私!くらいの気持ちで、時代劇に取り組んでみてはいかがでしょう。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ