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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

見抜く

いそげの国のオムライス(文芸社刊)

本質

シナリオ・センター代表の小林です。あらあら大変、アメリカのトップに次いで日本のトップもコロナに感染しちゃいました。
ご自身も含めてこれだけ感染が広がっても、なにひとつ手を打たないお上の潔さに感服します。
どんなに広がっても調査しない・・・永田町体質というのでしょうか。

それにしても、コロナより影響力、感染力のある大元がいなくなったから初めて暴き始めたマスコミは情けないと思います。
せめて、ちゃーんと最後まで暴き切って、マスコミ自身もすべての膿を出して欲しいです。
壬寅(みずのえのとら)は、新しいことへの準備の年といわれています。
420年に1度のこの変化の年に、今までのろくでもないすべてを暴き、吐き出して、次なる飛躍の年へと持っていきたいものです。

人間の本質を追及するというのが、ドラマや小説だと思うのです。
今週の金曜日のミソ帳倶楽部は、「マイホーム山谷」で小学館ノンフィクション大賞を受賞された末並俊二さんがゲストです。
ノンフィクションというとドラマ作りには関係ないなと敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ドラマをはじめとする創作、フィクションもすべてノンフィクションから生まれているのです。
要は、ノンフィクションは、フィクションをより魅力的にする基なんですね。それが事実のすごさなのです。

今回は、山谷のシンドラーといわれた山本雅基さんの光と影を通して、山谷を、日本の福祉、介護問題をとらえます。
想像を広げるには、人間の本質を見抜く目が必要です。
ミソ帳倶楽部は、創作するための大元を知るための場所です。是非、聴講して欲しいと思います。
あなたのシナリオが、表面的なストーリーだけで描かれないように。

いそげの国のオムライス(文芸社刊)

作家集団のたけうちよしこさんが、絵本を出されました。
「いそげの国のオムライス」(文芸社刊)

主人公のハヤトは学童保育で、お仕事を終えて迎えにきてくれるママを待っている。
やっとお迎えに来てくれたママは、おうちに帰るととっても忙しい。
そして、「ハヤト!早く手をあらって!」「はやく食べなさい!」
おふろ、歯磨き、宿題、寝るのも全部「はやく!」
「ゆっくり、やってもいいのはなんだろう」と考えていると「いそげの国」から電話。
そして、「いそげの国」へいってみると、そこでは誰もが急いでいるのです。

そうなんですよねぇ。
どなたも、お子さんのいらっしゃる方は、特に感じませんか。いつも「早く!」って言っていること。
仕事でもそうですが、早くできることは美徳のようで、ゆっくりは愚図のように思われちゃったりします。

過日、どなたかが言っていたのですが、コロナになって子どもと隔離されてみたら、子どもとの会話と思っていたことが、実は「早く、○○しなさい」という命令しかしていなかったと気付いたと。
私も、子育ての時はそうだったと思います。
保育園から慌てて帰って、ご飯食べさせて、お風呂にいれて、寝させる・・・その間に何度「早く!」を叫んでいたことでしょう。
ゆっくりと子どもと一日の出来事を話し合ったり、本や映画などの話をしたり、テレビやアニメを一緒に見て楽しんだりとかはあまりしていなかったように思います。
寝る時の本の読み聞かせは、まるで義務のように頑張っていたけれど、会話はしていなかったなぁ。
共稼ぎやシングルマザーの子どもたちは、概ねそんな環境なのではないでしょうか。
ひたすら時間に追われている親からすれば仕方がないことなのですが・・・。
先日ご紹介した「ルポ 誰が国語力を殺すのか」では、家庭内の会話というのが国語力の基本になり、重要なのだと。納得!

たけうちさんの絵本を読むと、胸にズシーンと来ます。思わず「反省!」と。
大人はもう一度振り返るために、お子様がいらっしゃる方はご一緒に読んでみてください。
私達にとって大事なものは何かということを考えさせられる絵本「いそげの国のオムライス」です。

あ、お子様と楽しんでくださいね。反省は親だけで。(笑)

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