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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

楽しむ

本家「カメラを止めるな」

カセ表

シナリオ・センター代表の小林です。ずぶぬれでいらっしゃる方もいれば、傘を差さずにいらっしゃる方もと、今日も雨が激しく降ったり、やんだりわからない空模様です。
カウンターにはタオルをご用意してお待ちしていますが、東京はコロナ感染者2万人を超える勢いで増え、そしてこの雨では出足が悪いのは、仕方がありません。
むしろ足元がお悪いですから気を付けていただければと思います。
雨が降りこまないよう窓も締めなければいけませんが、換気には十分注意してくださいね。

今日、先日ご紹介したお芝居「香港スケッチ」を脚本・音楽・プロデュースされた出身ライターの緒方桃子さんが、雨の中おいでくださいました。
彼女は香港在住なので、月末にはお帰りになられるのですが、その前に先日のお芝居の感想を聞かせて欲しいとのことで、ちょっとおしゃべりをしました。
卒業して10年以上経っているのですが、彼女は、毎週毎週きちんと20枚シナリオを書かれてさっさと卒業にこぎつけた勤勉な方だったということを、初めて知りました。(笑)
あの頃の20枚シナリオ、今読み返すと、あ、もっとこう書けばよかったと思うことがいっぱいだそうですが、ずーっと大事にカセ表を持っていらして、シナリオを描かれる時は、カセ表を見ながら、葛藤を創っているそうです。
嬉しいですね。基礎講座の時に差し上げたカセ表を、今もなお利用してくださっている。いい作品になるはずだ。
現在、受講されている方々も、カセ表はただの表、教材の一部ではありません。
より人間を描くための大事な秘密兵器ですから、上手に使っていただけたらと思います。

楽しみながら

今日は、出身ライターの加藤正人さん脚本「破戒」を見に行こうと思っていたのですが、出たとたん、すごい雨で断念しました。
7月もど真ん中ですが、この夏も映画でも、出身ライターの方々が熱いです。
加藤正人さん「破戒」7月8日公開。
本日公開が2本。
上田慎一郎さん(共同原案)「キャメラを止めるな!」7月15日公開 ※「カメラを止めるな!」リメイク(仏)
黒岩 勉さん「キングダム2 遥かなる大地へ」7月15日公開
来週は、伊神貴世さん「『輪るピングドラム『[後編]僕は君を愛してる』」7月22日公開 
五十嵐 匠さん(監督・脚本),柏田道夫さん(脚本)「島守の塔」7月22日公開
そして、松本花奈さん「今夜、世界からこの恋が消えても」7月29日公開
8月になると、
黒岩 勉さん「ONE PIECE FILM RED」8月6日公開、
野本 梢さん(脚本・監督)「彼女たちの話」「3653の旅」8月13日池袋シネマロサ同時上映 
笹木彰人さん(脚本・監督)「ウルフハンターが行く!アメリカ南北戦争編」8月19日公開 
池田奈津子さん「アキラとあきら」 8月26日公開
夏休みは、映画館へ毎週通ってくださいね。(笑)

シナリオ・センター講師の柏田道夫は、シナリオ・センターのHPで「柏田道夫の映画のここをみろ」というコーナーを連載をしています。
一体いつこんなに見ているのかと思うほど、よく映画を見ています。
この「映画のここをみろ!」は、映画の感想ではなく、楽しむ見どころを作劇のポイントに焦点を当てて書いていますので、毎回「なるほど、こういう見方もあるのか」「この映画はゼッタイみていたいな」と思わせられます。
出身ライターの映画ばかりではなく、邦画から洋画から色々な映画を紹介してくれているので、何を観ればいいのかわからない方、どう見ればいいのかわからない方、まずはこのお話を読んでから選ぶといいですね。

映画でもドラマでも、できるだけたくさん他人の作品を観てみましょう。
客観的に見る癖がつくと、自分の作品にも客観性がついてきて、うまくなります。
「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、いいところは盗み、悪いところは反面教師にする、これもまた勉強法の一つです。
楽しみながら、学べる・・・最高です。

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