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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

認められること

前回のS1シナリオグランプリ授賞式

従三位

シナリオ・センター代表の小林です。瀬戸内寂聴さんが従三位を叙位されました。文化勲章を叙勲された方に亡くなると追贈するものなのだそうです。
瀬戸内寂聴さんへの叙位に異議があるということではありませんが、この叙勲・叙位そのもの、必要なのかなぁって思います。
国に功労した人がいただけるようですが、今の時代必要なのでしょうか。まして、叙位は没後に贈るんだそうです。
明治時代でもあるまいし、もうやめたらどうでしょう。ほかにやるべきことがある気がしますが。
勲章をもらいたいと思いながら生きている人って、今どきいらっしゃるのでしょうか。
自分が一生懸命やったことが、引いては国のためになったというなら、まだわかるのですが、特に、国に功労した人に贈られるべきものなのに、議員が入っているのは「???」と思います。しかもそういう人が欲しがっているから不思議。
税金で食べて、国民のために尽くすのが仕事の人が国に功労しなくていったいなにするの?、叙勲・叙位するような特別なことしているわけじゃないですよね。

叙勲・叙位だってお金もかかっているのでしょうから、その分、子どもの教育や育成にかけた方が、未来に、国に貢献するんじゃないでしょうか。
文化芸術科学のように特別なものは別として、少なくとも議員や大会社のお偉いさんのように普通に仕事してきた人にはまったくいらないと思います。
国民栄誉賞は叙勲・叙位とは違いますけれど、イチローさんや大谷選手の辞退に、「かっこいい!」と拍手喝采されたのは、国から賞をもらうのをよしとしない人も多いからと思いますが、贈るなら誰もが認める人に贈ってほしいです。

S1シナリオグランプリ授賞式

12月18日は、S1シナリオグランプリの授賞式です。おめでとうございます。
準グランプリ『夏休みの男』(部門①)下平 さゆり
      『CHOPSTICKS!』(部門②)花田 麻衣子
佳作    『ノテール~女は食わねど高楊枝~』(部門①) 海野 さやか
奨励賞   『母象・エレファントマザー』(部門①) MOMARI
      『二藍』(部門①) 圡山 由紀子 
      『フィクション』(部門②)松田 香織

シナリオ・センター主催のS1シナリオグランプリは、他のコンクールとは、一味違うコンクールなんです。
どう違うかって、賞金が少ない、放映しない。(笑)
じゃあ、何がいいんだって、このコンクールの良さは、きちんとすべての応募作をしっかりと審査員が読み込んで、最終的に決めること。だから、受賞者は本当に力があると認められたということなのです。
掲載誌「月刊シナリオ教室」をご覧になってくださったプロデューサーからお声がかかったりします。

シナリオ・センターは、シナリオの学校ですから、どんな思いで皆さんが応募作品を描かれていらっしゃるのかよくわかっているんです。
なので、審査員は1作1作しっかりとみていきます。
一次選考二次選考三次選考四次選考、そして最終選考、受賞作となる経過で、作品そのものの力をきちんとみています。
二次選考でその先に進まないとしたら何が足りないのか、三次選考では、四次選考では・・・受賞作を読まれたら、審査評を読まれたら、きちんとわかります。
シナリオの肝である映像表現、ドラマの肝である人間を描くこと、しっかりみています。
S1に通ったら、自信をもってください。書き手としての技量、力は認められたということです。
この自信をもって、次のステップに向かってほしいと思います。認められた自分の切り口、語り口を武器に、プロに邁進してください。
但し、現場は、コンクールと違って、自分の好きなことを描けばいいのではないので、広く深い視点、臨機応変に対応できる技術という武器を持つことが必要とされます。
でもでもです。S1で認められた技量は大きな武器です。自分を信じて書き続けましょう。

まだまだの方は、足りないものをどうプラスしていくかを、これから挑戦したい方はどんな切り口で向かえばいいかを、対策講座で学んでみてはいかがでしょう。審査員の浅田講師がお話します。
今回は、土曜日に行いますので、参加しやすいかと思います。明日を目指して、来年に賭けて、一歩踏み出しましょう。

S-1グランプリ第41回 授賞式&第42回の対策講座
日時:2021年12月18(土)16時~17時30分
場所:オンライン配信にて実施 参加費:500円(お申込はpeatixからお願いします。https://s1-1600.peatix.com/)
講師:浅田直亮、ほかコンクール審査員
お申込:TEL 03-3407-6936 または、事務局まで

 

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