menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

多面

映画「愛のくだらない」

カッパ都民

シナリオ・センター代表の小林です。台風はいかがでしょうか。昔と比べると台風の進度が3割くらい早くなったとききました。
災害が増えないことだけを願います。

そういえば、今日は都民の日のです。
東京都の美術館とか動物園とか文化施設などは無料になります。
私の子供の頃は公立の学校はお休みでしたけれど、今もお休みになっているのでしょうか。
都民だけの休みというのが妙に嬉しかったことを覚えています。
そういえば、都民の日にはカッパのバッジをもらったことを思い出しました。
漫画家清水崑さんのカッパで作られ、清水さん亡き後小島功さんのカッパに変わったようなのですが、私はどちらもいただいたのかしら・・・?
記憶も定かではありませんが、隅田川にカッパが住んでいるという話から作ったらしい・・・う~ん、真意も意味不明。(笑)
台風の今日は、臨時休校のところも多いようで都民の日は忘れられていそうです。
都民の日は忘れられてもいいので、今日の東京コロナ感染者200名と減っているこの時期、このままきちんと酸素ステーションや病院をハコモノで終わらせずにしっかりと稼働させて、一人でも重症にならない、亡くならない対策だけは忘れないでいただきたいです。

愛のくだらない

出身の野本梢監督が、10月から池袋シネマ・ロサで公開される映画のポスターとチラシを持って、台風の中、ずぶぬれになりながらおいでくださいました。
まさに映画みたいな登場で、彼女らしいなと。(笑)
映画「愛のくだらない」は、田辺弁慶映画祭で弁慶グランプリと映画.com賞をダブル受賞した作品です。

主人公景はテレビ局で働くバリキャリ、芸人をやめてスーパーで働く彼氏と同棲しています。
体調不良ですぐに休み、結婚に対してもはっきりしない頼りない彼をおいて、番組制作に意気込む景は、出演オファーしたトランスジェンダーの金井に「今流行りだし・・・」という言葉を投げつけてしまいます。
恋人にも向き合えない、仕事もトラブル続きという多忙を極める中で、景は・・・。

野本監督のリアルな体験を基にした映画だそうですが、今一番足りないとされる他人への愛、向き合い方・・・他者との関係性が描かれています。
女性キャリアと出産という平面的なとらえ方ではなく、誰もが持っている、ましてコロナ禍でより失いつつある人としての在り方を切り口にしているところが見事です。
「忙しいからといって、他人に適当になったらあかんで」
このセリフがすべてを語っているかと思います。
そして、なるほどと思ったのは、チラシに描かれていた「誰かの恋人で、友達で、上司で、部下で」という言葉。
誰もが一面ではない、色々な面を持っている。
野本監督は、人間の根本を描こうとしているのかもしれません。
昨今の世の中、世界中が他人に対しての優しさが欠けてきているように思います。
この映画はちょっとつたない表現もあるのですが、野本監督の、女性としてではなく人間としての鋭い視点が魅力的な映画です。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ