menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター
日本中にシナリオを

みんなの人生にもシナリオは活きている
日本中にシナリオを!

子どもからお年寄りまで、すべての人にシナリオの力を!
あなたの毎日に役立つシナリオの活用例がここにあります。

@デジタルクリエーションクラブ/②目に見えない 気持ちを映像で表す

この日は“円形スタイル”で、先生も一緒に。

今回のテーマは「映らないものを映す」

5月から、新渡戸文化小学校の「デジタルクリエーションクラブ」の生徒さん(4~6年生 約20名)に向けて、キッズシナリオ(全4回)を実施しています。

デジタルクリエーションクラブの皆さんは、「ヒトもしくはモノ(造形物)を登場人物とする映像」を制作し、前期の最終日に発表することを予定しており、その映像を作るための “ヒント”を隔週で新井がお伝えしています。

5/20に1回目のシナリオキッズを実施。翌週5/27、新井のレクチャーを参考に皆さんが各自実践。

そして2回目となる今回。
冒頭、新井が皆さんに聞いてみました。

〇新井:先週、自分たちで作業したとき、うまくいった?

〇皆さん:全然うまくいかなかったです……。

〇新井:そうかそうか。でも大丈夫!今日は、その「なんとなくうまくいかないな……」というお悩みを解決します。テーマは、“映らないものを映す、それが映像なんだぜ”。一休さんのトンチのような回にします!

皆さん キョトン。ですが、新井は自信をもって続けます。

〇新井:目に見えないもの。例えば、「気持ち」や「目的」。形のないものですが、描くことができます。ポイントは、登場人物のキャラクターならではのセリフや行動・しぐさを考えること。今日は、こういったことを踏まえてシナリオを書いて、iPadで撮影もしてもらいますよ!

皆さんまだまだキョトンですが、2回目のレクチャー、スタートです。

「もしもももたろう」で、場の空気が悪い感じを描く

最初は発想ゲームから。

〇新井:もしも桃太郎が「勇敢」だったら。鬼退治を頼まれたとき、どんなことを、どんなふうに言うでしょうか?

〇皆さん:……

今回もこちらの生徒さんが自主的に“書記”を務めてくれたのですが、前回ほど、皆さんの手が挙がりません……。

〇新井:では次。もしも桃太郎が「意地悪」だったら。鬼退治を頼まれたとき、どんなことを、どんなふうに言うでしょうか?

〇皆さん:……

少し手は挙がりますが、前回の勢いはどこへ行ったのでしょうか。そこで新井。

〇新井:では今度は、もしも桃太郎が「臆病」だったら。鬼退治を頼まれたとき、どんなことを、どんなふうに言うでしょうか?今度はシナリオに書いてみてください。臆病な桃太郎だったら「なんと言うのか」というセリフと、「そのセリフをどう言うのか」「言った後どうするのか」といった行動・しぐさ(ト書)を書いてください。

すると皆さん、すごい勢いで書く!今日は発言するよりも、書きたかったんですね。

すぐにシナリオ完成。

〇新井:「こういうキャラクターだから、こう言う・こういうことをする」と考えるのは皆さんバッチリですね。では次に、いまやったことを意識しながらもう少し長めにシナリオを書いてもらいます。

〇新井:やさしい桃太郎、まじめな犬、へそ曲がりな猿、マイペースなキジ。この4人の、“場の空気が悪い感じ”を描いてもらいます。シナリオの冒頭にある文章を参考にしてください。まじめな犬は日が暮れないうちに山を越えようと言うけど、へそ曲がりな猿は靴を脱いで座り込んでしまいます。なんか気まずい感じ、伝わりますよね?キャラクターならではのセリフや行動・しぐさで、目に見えない「気持ち」や「目的」を表現できます。こんなふうに、この続きを書いてください。

一斉に書き出す皆さん。すごい集中力です。

早々に「書けました!」という生徒さんも。

全員が書き終わったところで、山内先生から撮影の注意事項が。「作業時間は15分間くらいです。撮影するときはこのフロアもしくは下の階を使うこと。今回はアニメーションでも可」とのことでいよいよ撮影開始です!

「桃太郎たちの空気が悪い」というシーンを映像に

撮影スタイルはさまざま。

アニメーションを作る生徒さんもいれば、

こちらの4人は、じゃんけんをして、桃太郎・犬・猿・キジの配役を決めてから撮影。

撮影した映像を新井に見せてくれました。新井が「すごい!」と驚くと、「あ、まだなんです。これからiMovieで編集して、音を入れます」とのこと。

どうやら、他の生徒さんも作業が終っていない模様。

皆さんの「いいものを作りたい!」という気持ちが山内先生と新井に伝わったので、急遽、本日の予定を変更。

〇山内先生:最初は15分間ほどで作ってもらおうと思ったのですが、来週、この続きをやりましょう!
で、完成した映像を新井さんに送って観ていただき、それをもとに再来週、新井さんのレクチャーを受けましょう!

〇新井:皆さん、引き続き来週も作業をするかと思いますので、そのときも「キャラクターならではのセリフと行動・しぐさ」を意識してくださいね。そうすると「なんかうまくいかないな……」という問題点がクリアになると思います。皆さんの作品を楽しみにしています!

*     *     *     *     *

次回の新井のレクチャーは6/17。それまでに山内先生から皆さんの作品を送っていただき、それをもとに、特に皆さんにお伝えしたいこと、やっていただきたいことを決定していく予定です。

次回の模様もご報告しますのでお楽しみに!

※新渡戸文化小学校 デジタルクリエーションクラブ のこれまでの模様はこちらで↓

■「新渡戸文化小学校で、キッズシナリオプロジェクト開始!」

■「@ 新渡戸文化小学校 デジタルクリエーションクラブ/①キャラクターの作り方」

6/22(火)開講のキッズシナリオクラス『考える部屋』

今回の新渡戸文化小学校でのカリキュラムは、6/22(火)開講のキッズシナリオクラス『考える部屋』からアイデアをもらっています。

『考える部屋』は、小学5.6年生、中学1.2.3年生を対象に、創作をするのが大好きな子や、「創作をしたいけど一人ではどうしたらいいかわからない…」という子たちのための“居場所”です。1年間、表現技術を身につけながら、創作にうちこむことができます。

詳細はこちらの『考える部屋』専用サイトをご覧ください。

https://www.scenario.co.jp/project/kids_course/index.html 

シナリオ・センターでは、小学校や中学校など教育団体への出前授業を実施しています。
「こんなことを子どもたちに伝えてほしい…」というお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ