お疲れ様

シナリオ・センター代表の小林です。お疲れさまでした。本日で2020年の授業はすべて終了となります。
明けて1月12日火曜日より、新春授業開始となります。

今年1年間、本当に本当にお疲れさまでした。
シナリオ・センターにとっても、激動の1年でした。
創立50周年を迎え、記念イベントを山のように企画し、10月には最大イベントとして、出身ライターの方々、業界の方々もお招きして、受講生の皆様と共にお祝いの会を開きたいと思っておりました。
どこもそうですので、仕方がないこととはいえ、すべての企画が流れ、消えていきました。
４月、5月はこのままでは…というところまで来てしまいましたが、嬉しいことに、「創立50周年記念新井一賞」は今までにないほどの応募数、おいでになれなくても20枚シナリオの提出はゼミを行っているとき以上の本数、講座の宿題もしっかりと、と受講生の皆様が描き続けて下さいました。
何度も申し上げていますが、皆様の書く力に、どれだけ勇気をいただいたことでしょう。
ありがとうございました。
私自身も必死にオンラインを通して「Keep Writing」、描き続けていただくようお声掛けをさせていただきましたが、本当のことを言うと、私自身へ呼びかけていたようにも思います。ここで踏ん張らないと、50年でシナリオ・センターの灯が消えてしまうと。
幸いに、若いスタッフたちの知恵と力で、なんとかオンラインを始めることができました。
オンライン講座、zoomゼミと、今までやったことのないことを、受講生の皆様にもお願いしましたが、快く参加してくださり、本当にありがとうございました。
精神的もご負担が多かったことと思いますが、これもひとつの創作への新しい道とお考えいただいて、積極的に学んでいただければと思います。
オンライン環境のない受講生の皆様にはご不自由をおかけいたしておりますが、お出しいただいた作品には講師は、精魂込めて添削させていただきますので、しばらくはご容赦くださいませ。

コロナ禍でチャレンジしています。
いつも戯曲講座でご協力いただいている劇団青年座さんが「動画工房」を立ち上げました。。
そして、「シナリオ・センター舞台脚本コンクール2020」で優秀賞を受賞された茉莉花さんの「春のとまりを知る人ぞなき」が朗読劇になって、本日19：00から動画工房で上演されます。
私は、録画に立ち合わせていただいたのですが、朗読劇とは思えないとても素晴らしい舞台になっていて、感動しました。
劇団青年座さんの公式ホームページからご覧いただけます。
是非ともご覧いただいて、来年の舞台脚本コンクールのヒントにしてください。無料配信です。
劇団青年座動画工房http://seinenza.com/douga/koubou.html
「春のとまりを知る人ぞなき」https://www.youtube.com/watch?v=YKrJ6tReZgI

明日に向かって

コロナ終息を迎えることなく今年も終わろうとしています。
第三波のコロナ蔓延、医療逼迫という事態になりつつあり、年末年始の外出自粛となりました。
コロナの始末の悪いことは、無症状感染というものがあることです。
もしかしたら、自分が感染しているかもしれないわけですから、自分が感染しないだけでなく、感染させないことを肝に命じて行動し続けていきたいと思います。

シナリオ・センターは、12月の授業はオンラインとなりました。
そして、感染拡大を受けて、2021年1月もオンラインでの授業となります。
本来であれば、直接お会いして、今年最後の、新年のご挨拶をさせていただきたいと願っておりましたが、残念ながら叶いません。
とはいえ、命あってのことですから、しばらくは我慢して凌ぎましょう。
でも、不自由は身体だけ、心は自由に創作に向かっていただきたいと思います。

創立50周年のパーティーはできませんでしたが、ある意味歴史に残る記念年になり、なによりも新たな一歩を踏み出す礎を創れた年であったと思います。
来年2021年もまだまだコロナ禍ではあると思いますが、その中でできることを、常に前向きに行っていきたいと思います。
1日でも早く、受講生の皆様とワイワイおしゃべりし、飲み食いして騒げる日が戻ってくることを心から祈っております。
「表参道シナリオ日記」は1月12日に再開いたします。お正月ネタ仕込んでおきますね。（笑）
皆様、くれぐれもご自愛の上、佳いお年をお迎えくださいませ。