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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

『 SEASONS OF WOMAN 』監督・脚本・編集 川崎僚さん

【プロフィール】川崎僚さん:2018年に初長編映画『wasted eggs』(監督・脚本)を手掛け、タリン・ブラックナイツ映画祭に正式招待された他、イタリアのレッジョ・エミリア アジア映画祭で上映。2019年に「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」の参加メンバーに選出。

オムニバス映画『SEASONS OF WOMAN』/6年の月日をかけて1つの作品に

シナリオ・センター出身の川崎僚さんが監督・脚本・編集を手掛けたオムニバス映画『SEASONS OF WOMAN』が、12/19(土)~30(水)まで池袋シネマ・ロサで公開されます。

公開を記念して、コメントをいただきました。

この映画に込めた想いの他、「監督・脚本・編集それぞれの作業でどんなことを心掛けたのか」もお聞きしておりますので、「自主映画を作りたい」「監督になりたい」というかたは参考にしてください。

※『月刊シナリオ教室 2021年1月号』(2020年12月末発行)では、川崎さんのインタビュー記事を掲載しますのでお楽しみに!

=『SEASONS OF WOMAN』概要=
本作は、春を舞台にした『笑女クラブ』(2014年)、夏を舞台にした『彼女のひまわり』(2017年)、秋を舞台にした『AUTUMN OF WOMAN』(2016年)、冬を舞台にした『雪の女』(2019年)の4本で構成。川崎さんが6年の月日をかけて、1つの作品として完成させました。

『笑女クラブ』
みんなを笑顔にすることがモットーの「笑女(しょうじょ)クラブ」。部長の美和子は笑わない優等生・要をどうにか笑わせようとするのだが……。計算式が結ぶ女子高生二人の友情物語。

『彼女のひまわり』
高校のときの同級生なっちゃんが亡くなった。優はなっちゃんの葬式に参列するために、卒業以来久しぶりに生まれ故郷に帰ってくるのだが……。真夏のひまわり畑を舞台に、友情の再生を描く。

『AUTUMN OF WOMAN』
婚活中の姉・恵の元に、就活中の妹・結が久しぶりにやってきた。最初は妹を慰めていた恵だが、徐々に「女の旬」真っ盛りの妹のことが徐々に羨ましくなり……。婚活と就活、二つの苦悩と姉妹の絆の物語。

『雪の女』
優(25)は出版社で働くキャリアウーマン。ある日、OG訪問にやってきた就活生・美和子(20)にバリバリ働く自分のことを「憧れの存在だ」と言われ、動揺する。自分にとっての憧れだった会社の先輩・恵(34)は妊娠を機に、会社を辞め、あっさりとキャリアを捨ててしまった。「結婚」と「出産」、そして「仕事」。働く女性の「正しい選択」とは――。

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映画『SEASONS OF WOMAN』製作委員会
【予告編②】映画「SEASONS OF WOMAN」

なお、本作の上映に伴い、初監督作品『夏目の女』や、「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2019」作品『あなたみたいに、なりたくない。』()、 『彼女のひまわり』『雪の女』で主演の根矢涼香さんが出演されている『あの海が泣いている』も日替わりで同時上映。

「観客の皆さんに“これは私の物語だ!”と思ってもらえる瞬間があれば」

――どのタイミングで、4本の作品を1つのオムニバス映画として構成しようと思ったんですか?


川崎さん:『笑女クラブ』を撮影した時、桜のイメージシーンで造花を使って撮影したのが心残りでした。本当の桜が撮りたかったな、と。

それから「それぞれの季節のモチーフを撮りたい!」と思い、秋の紅葉をモチーフに『AUTUMON OF WOMAN』を撮影しました。

その時に、夏のひまわり、冬の雪と、それぞれのモチーフで制作した短編映画をオムニバスにしたら面白いのでは…と思いつき、年数をかけて撮影することにしました。

――作品に込めた想いをお聞かせください

〇川崎さん:短編ごとにそれぞれの世代の悩みを描いているので、どんな世代の方にも共感していただけるんじゃないかと思っています。観客の皆さんに「これは私の物語だ!」と思ってもらえる瞬間があれば嬉しいです。

――監督・脚本・編集作業それぞれで、特に心掛けたことは何ですか?

・各作品の監督をされたとき
〇川崎さん:この映画は誰のためのどういう物語なのか、キャスト・スタッフが同じ方向を向いて仕事ができるように、一人ひとりとのコミュニケーションを大切にしました。

撮影前には必ず、物語のテーマについて話し合い、作品によってはそれに対して個人的にどう想っているか等のディスカッションの時間を設けるようにしました。

現場ではそれぞれの役の感情に寄り添えるよう気をつけ、俳優部の皆さんに演技に集中してもらうために程よい緊張感を保つように気を付けました。

・各作品の脚本を書かれたとき
〇川崎さん:主人公二人の感情を丁寧に描き、二人のすれ違いと和解がちゃんとお客さんに伝わるように意識して書きました。

特に『雪の女』は各短編映画の主人公たちのその後のお話なので、キャラがちゃんとブレないように、そして年数を重ねて成長したり変化していたりするところを違和感なく伝えられるように、注意して書きました。

・1つのオムニバス作品として構成・編集されたとき
〇川崎さん:一つ一つの短編映画を楽しんでもらうと同時に、一本の長編映画としても満足して観ていただけるように、各作品の繋がりをどう表現するか編集の段階で工夫を凝らしました。

各作品を劇版で丁寧につなぎ、それが四作品目の『雪の女』のオープニング曲になるようにすることで、一つの長編映画としてのまとまりが出るようにしました。

「自主映画は『SEASONS OF WOMAN』で卒業します」

――今後の展望について。2021年はどんな1年にしたいですか?

〇川崎さん:また、「来年も変わらずこれだけはブレないようにしたい」といったご自身のモットーがもしございましたら、併せて教えてください。

自主映画は『SEASONS OF WOMAN』で卒業します。来年は商業に向けて頑張っていきたいと思っています。

また、作家性を大切にしながらも柔軟に職人として求められることこなしていきたいと思っています。また、それと同時に、求められている以上のクオリティを常に創り続けていきたいです。

――脚本家&監督になりたい“後輩”にむけてメッセージをお願いします

〇川崎さん:このオムニバス映画は6年かけて製作しています。

やはり最初に監督した『笑女クラブ』はまだまだ未熟で粗も目立ちます。たった6年でここまで脚本や演出が変わるとは思ってもいませんでした。

日々勉強し、過去の作品を分析することでセンスを創り続けてきたからこそ、最後の『雪の女』のような作品を撮ることができたんだと思います。皆さんも是非一緒に勉強し続けましょう!

『あなたみたいに、なりたくない。』は、こちらの川崎さんのインタビュー記事をご覧ください。

※シナリオ・センター出身の脚本家・小説家・映画監督の方々のコメントを掲載『脚本家・小説家コメント記事一覧/脚本や小説を書くとは』はこちらからご覧ください。 

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