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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

五味太郎さんの「乱れるがゆえのチャンス」という言葉に力をもらった

一億人のシナリオ・イメージシンボル

間合い

シナリオ・センター代表の小林です。シナリオ・センターはすべからく開けっ放しで風通しよくやっている(笑)ので、昨日は風が冷たくて震えながら事務局はやっていましたが、今日はまあまあ暖かいので、ホッとしています。
私たちわずかなスタッフしかでていなくても、出社するとウイルスバスターズは、大きな消毒液を担いで、教室も事務局もお手洗いから廊下もくまなく消毒しています。
見えない敵と戦うって、本当に厄介ですね。
今日は、事務局全員でオンライン会議。みんなの顔が見えると嬉しい。
時々猫ちゃんやワンちゃんが参加してくれて、にゃ~と意見を言ってくれたり、ちょっと緊張気味の会議を癒してくれます。
ワンコイン講座やピンポイント講座、ワークショップ、エア・ゼミなどオンラインでやっていますが、なにしろ未曾有の事態の中でやっていることなので、右往左往しながら頑張っているって感じの毎日です。
これからの授業がまだ通学はできないとしても、充実した内容で学べる、描く気持ち、モチベーションを保っていただくために何ができるか、みんなで考えています。
これは神のみぞ知るというところですから、ただただ早く収束してくれることを祈るしかありません。

どうしても外出、お仕事をされなくてはいけない方は、ソーシャルディスタンスを、電車の中でも会社の中でもマーケットの中でもとるようにしてくださいね。
ソーシャルディスタンスというより、この間どなたかから教えいただいたのですが、私たちは日本語の「間合い」という言葉が気に入っています。
間合いを取る、いい感じですよね。お侍さんぽくって背筋が伸びる感じもしませんか。(笑)
間合いって、実際の距離感だけでなくって、心や人間関係の間合いもだいじだし・・・久しぶりに懐かしくもすてきな言葉と再会した感じです。日本語は素晴らしい。
とりあえず、6尺(180センチ)くらいの間合いを常に取るように心がけましょう。

一億人のシナリオ。

絵本作家の五味太郎さんが、コロナウイルスで休校している子供たちへ素敵なメッセージを送っていらっしゃいました。
「休校はチャンスだぞ」と。
シナリオ・センターの「一億人のシナリオ。」のシンボルマークは、五味太郎さんに作っていただいたものです。
「一億人のシナリオ。」のシンボルマークをどなたかに作ってほしいと思ったときに、「一億人のシナリオ。」担当の新井が、真っ先に浮かんだのは五味太郎さんでした。
子供の頃読んだ絵本を通して、五味さんの考え方とか想いの出し方に共感していたので、お会いしたこともないのに無理やりお願いをして作っていただきました。
五味さんも私たちの「一億人のシナリオ。」にご理解を示してくださって、素敵なシンボルマークが出来上がりました。10年前のことです。

そんな五味さんが、子供たちに「心も日常生活も、乱れるがゆえのチャンス」とおっしゃっていました。
「いまは、子どもも大人も、本当に考える時期。(略)今こそ、自分で考える頭と、敏感で時折きちんとサボれる身体が必要だと思う。」
本当にそうだと思います。
そしてね、まさにシナリオ・センターのポリシーと同じだって嬉しくなったお話がこれ。
子供の邪魔をしないように大人が気をつけることは何でしょうという質問に、
「子供が絵を描いているわきに行って『何か描いているの?上手ね』なんてこと言わないこと。ピカソに対してそう言わないでしょう。それはその子の個人の絵なんだから。
そんな大人にいっぱいこられて「お花かわいいわね」といわれたりしていると、面倒くさくなって、ウケるものを描いてしまう。大人のやりがちなミスです」(朝日新聞4/14朝刊から)
その通りだと思うんです。シナリオ・センターが大事にしているのも、そこ。
人はみな違うのだから、色々な想いや考え方があるのは当たり前で、それぞれの想いや考えに対してどうのこうのいいません。
その想いや考えを上手に伝える技術をお教えするだけです。
子どもだけでなく大人も同じですもの。
さあ、みんな描きましょう!!好きなことを、自分らしく。

【告知】キッズシナリオ「キャラクターからシナリオを書こう」
5/1(金)13時からYoutubeにてライブ配信

5/1(金)13時から「キャラクターからシナリオを書こう」を30~40分程度、シナリオ・センターのYoutubeチャンネルにて、ライブ配信でお送りいたします!

配信URL: https://youtu.be/3-3J0vgOd1M

小学3・4年生くらいで、ものがたりを作ったり、さくぶんを書くのがすきなお子さんにも、そもそも書くのがにがてなお子さんにも、ものがたりつくりが楽しくなるコツをわかりやすくお伝えします。

お子さんやお孫さんと一緒にシナリオを楽しむきっかけにしてもらえたらうれしく思います。

過去記事一覧

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